黒ミックス♀入園♪
今回、依頼主は、黒ラブの母犬をその家で飼育始めた時から、イヌの行く末を懸念していた、家人の知人という方であった。
依頼主さんには、身柄保護の最後まで間に入って頂く約束で、引き取り時にも立ち会って頂き、御尽力を頂きました。この場にて御礼申し上げます。
その知人は引き取れる状況では無いとの事前情報を把握した上で、イヌ達のこれまでの経緯を聞いた私は、黙って居られなくなった。
黒ラブの母犬は2歳位。そして母犬はつい先日、この一人娘を残し、この世を去った。
犬舎から出る事の無いまま、娘の見守るこの犬舎の中で、息を引き取って行ったのである。
どこぞやらの糞尿まみれの犬舎よりは、遥かにマシな環境かもしれない。だが、これが「一般的」な飼育方法であるとも考えられない現実。ヨソよりもマシだから、あれよりもマシだから、それで良いのか???
黒ミックス犬の娘は、この半年、この犬舎で母犬と暮らしてきた。
考えられるのは、先ず、母犬は産後に何らかの疾病を発症して命を落としたという事。
ワクチンをした事もなく、フィラリア予防も何もされた事もないらしい。だとすれば、動物病院へ連れて行った事はありますか?などと愚問である。ある訳が無いという事。
フィラリア症により2年で亡くなる例は少ない方だと思うが、とにかく何もされていなかったのだから、どんな病気で亡くなったか?などと追求できる由もなし・・・。
犬舎を前にし、母犬の残っている念から感じた事、それは「諦め」だった。
生きる気力を奪われ、生きる張り合いを奪われ、彼女は生きる事を「諦め」たのだろう。
だが幸いにも、残された娘イヌは、生きる気力がみなぎっている。きっと母犬は、この娘に自らの残された気力を与える為に、その代償として自ら息を引き取ったのかもしれない。
「この世に神が居るのなら・・・。」
そんな想いであろうか。一先ず、私がその母犬の想いを受け止めるよ。ぶんたさんも助けてくれるから!他の皆も助けてくれるから!
娘の事はもう心配いらないから、安らかに眠りなさい・・・・
母犬から託されたこの娘イヌ、本日アンブロシア・ドッグ・ホームに入園。
車に初めて乗った為、ドッグ・ホームに辿り着くまでの間、6~7回ほど嘔吐を繰り返し、胃袋はカラッポになった娘イヌ。だが、到着後、ドッグ・ホームの面々と対面を済ませたら「お腹空いた~~~!」なんて明るい表情を見せる。
そしてバック・ヤードの草むらを見てワクワクし、私を見てはピョンピョン飛び跳ねて喜ぶ。戸惑いは何処にも無かった。
スワレや、マテ、何一つ知らない子だが、若いうちにレスキューした事、ヒトをまだ信じている事から、この子にリハビリはほとんど必要無い。ただパピーとして向き合い、ヒトとの接触の仕方=マナーを教えて行く程度。
グルーミングなどで試した結果、噛みつくとか、唸るといった問題は全く無い為、初歩的な躾けの出来る方であればOKな子だと想われます。
本日入園の、保護イヌNo,31=黒ミックス(♀)ちゃんの、里親さんとのご縁をお待ちしております♪
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。





















コメント
アンブママこんにちは、この記事を読んで切ない反面憤りを感じ涙が出てきました。なぜ責任をもてないなら貰ったり飼ったりするのでしょうか?
いろんな事情があると思いますが、やっぱり最後まできちんとワンの事を考えてほしいですね。
黒ミックスのラブちゃん早く幸せつかめるといいですネ!
投稿: chibita | 2006年10月 2日 (月) 14:08
chibita さん初めまして。1頭のイヌを飼うなら、やはりその子の将来設計をしっかり想定するのは当然の事だと私も思っています。資金的な事だけでなく、飼い主のライフスタイルの変化(現在から10数年先まで)なども、当然ですが検討する必要があります。「生涯飼育」を真っ当する為には必須でしょう。結婚や離婚、転勤、引越しを理由に手放す方は多いですが、それは先の通り検討し、その都度の対処法を想定していた場合には「手放す」必要が無いからです。
しかし今、イヌを飼おうとする時に、10数年後の事など想像できない!と思ったなら、それは今はイヌを飼う時ではない・・・と気付くべきなのです。
またイヌを飼おうと思ったら、その飼いたいイヌは種別の違いはあれども『自分が生んだ子=実の子』だと意識する(捉える)事が出来るなら、必然と共存する方法を考えるはずで、間違っても手放す事など頭に浮かばないはずなのです。
飼う時に、その子の親になり、リーダーになる事を考えていれば、必然と躾けにも関心が出ますし将来的な事もきちんと踏まえられるハズですものね♪
黒ラブミックスちゃんは、キャハキャハ♪と楽しそうで生きている事を素直に喜んでいます。必要なマナーを教えるだけで、とっても良い家庭犬になる子ですよ!この子のために頑張りますね!
投稿: AMB MAM(アンブ・ママ) | 2006年10月 5日 (木) 00:46