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2006年12月15日 (金)

仔犬の入園

Img_0221「子犬がはいってます。」

「かってください。」

「おねがいします。」

本日午後、富津市内のとある公園で「子犬が捨てられていて、カラスに突かれ、内臓が出ている!」と警察署に通報が入った(とのこと)。

警察官が駆けつけると、ダンボール箱に6匹の子犬がひしめき合う様に入っていた。怪我をしている様子はなく、ご覧の通り、無事である。箱にも血痕一つ見当たらない。

通報者は捨てた当人であるかもしれない。。。

夕方までぶんたさんと私は、バザー会場の建物(?)を改善する為の資材を運ぶ為、外出していた。4トントラックで資材を運び、ぶんたさん宅の敷地に資材を降ろし、ようやくドッグ・ホームに帰着した私の携帯電話に着信がある。

発信者は富津警察署。今日は金曜日。

・・・という事は、またイヌが警察署に保護されたと、とっさに感じた。タイミング良く、ぶんたさんがレンタルしていたトラックを返却した後、ドッグ・ホームに業務連絡のため立ち寄った。

資材調達で疲労困憊していたはずのぶんたさんと私。だがそんな事をすっかり忘れ、警察署にすっ飛んで行く。

会計課の方は業務終了で帰宅した後だったが、私達の顔を覚えている警察官が気付き対応して下さった。

年末になると、何故だか、不思議と、捨てイヌが増える。

ニンゲン達にとって、クリスマス、お正月・・・と、金銭的にも多忙になるからだろうか?他に理由が思いつかない。そして、私にはその理由が、理解できない。

昨年も、年末年始に集中して数件の引き取り依頼や相談連絡があったっけ・・・。

もし自分が病気や怪我をしたならば、例えクリスマスであろうが、正月であろうが、病院に行ったりするだろう。でも、イヌやネコはどうでも良いのか???

クリスマスには、ご馳走やクリスマス・ケーキを必ず食べないとイケナイのか?

お正月には、お節を食べ、お屠蘇を必ず飲まないとイケナイのか?

世間的になんとなく当たり前の風潮になっているだけで、そんな法律は無い。お正月も縁起をかつぐ事が本来の意味である。この仔犬達の様に捨てられる子を見ると、ケーキが買えないからイヌを捨てるのか?と、思いたくなる。

・・・「イヌやネコを遺棄したら罪だ!」という法律は存在する。ケーキは小さいものに変更すれば良いではないか?有名菓子店のケーキからリーズナブルなものに変更すれば良いではないか?ターキー料理から、チキン料理に変更すれば良いではないか?それだけでかなりヒトにかかる経費を削減できるぞ。

彼らを捨てる方法を考えるより、彼らの命を守る事を考えて欲しいと思う。

何故捨てる???この寒空の中、離乳期の子犬をなぜ放置する???公園に置いておけば子供が拾って帰るとでも思ったのか?それはあまりにも稚拙な発想だという事を、知って欲しい。

この子達は幸い、警察署とアンブロシア・ドッグ・ホームとで上手く連携する事が可能になってきたお陰で、助かった命である。もしそれが出来ない状況であったなら、彼らは週明け月曜日には保健所に送られ、最短日数でガス室へ送り込まれる所だった。

想像するだけでも、背筋が凍る。

ガス室でもがき苦しみ息絶えるなんて、ニンゲンならば例え「死刑囚」の死刑であっても不要な「虐待」だと誰しも気付く事が、イヌやネコには今でも現行されている。収容されたイヌ・ネコはどの子も、死刑囚ではないはずだ。なぜもがき苦しんだ挙句、死ななくてはならないのか。

それを止めるには収容施設の見直しは勿論だが、並行して「捨てイヌ・捨てネコ」をなくす事である。

このブログを見ている方は、もう気付いているだろう。「不妊手術」をしていれば、こういう事にはならなかったのだ、という事を。「不妊手術」は、そのイヌ・ネコの生涯でたった1度だけ行えば良い手術である。予防できる疾病も多い。産まれた子犬・子猫の行く末まで世話ができないのなら、行っておくべき手術である。

生涯たった1度だけで良い不妊手術に、数万円の経費を掛ける事ができないと言う方は未だ数多い。自分のクリスマスケーキやお節をリーズナブルなものに変更できない思考と良く似ている。他の経費を一時的に調整すれば、大抵の家庭ではなんとか予算の都合を付けられる金額である。だが、その程度の苦も惜しむのか?

イヌやネコの為に、一時的にでも自分にかかる経費を調整できないのであれば、そもそも生涯飼育も出来ないという事である。

イヌやネコが「家族の一員」であるならば、そのイヌやネコに対して「良いときも悪いときも、富めるときも貧しきときも、病める時も健やかなる時も、死がふたりを分かつまで、愛し慈しみ貞節を守ることをここに誓います。」という事は当然という事。

イヌやネコを飼うことは、この婚姻の誓いの言葉と何ら変わらないのである。

飼い犬がいつの間にか妊娠し、子犬を産んでしまっていたなら、そこでアナタは気付き、反省すべきだ。母犬には子育てが終わった後、早々に不妊手術をさせる事。そして、責任を持って産まれた子犬の飼い主を、自分で探す事である。それが、この場合の「貞節を守る」ことなのではないだろうか。

産まれた子犬を箱に入れこうして捨てるヒトの場合、母犬の不妊手術どころか飼育管理全般がどこか怠っている。寒空に子犬を捨てても、まだ反省せず、不妊手術もしないままでいる事の方が多いのだ。

だから、もし、この子達を捨てたヒトが判るならば、YESの言葉を聞くまで、母犬の不妊手術の必要性を私は説く。それによって、その母犬からまた無計画に子犬が産まれることはなく、その飼い主によって子犬を捨てられる事を間違いなく阻止できるからである。

だが、こうして、捨てたヒトが不明の場合には、不妊手術を説く事が不可能という事。いつか、どこかで接触する機会が巡ってこない限り、私がそのヒトのその行為を止める事は出来ない。。。

Img_0229 仔犬達はミルク入りの離乳食に、ドロンタール(犬用の体内駆虫薬)が仕込まれているなど、全く気付く事もなく、全員で食事をむさぼった。むろん、錠剤のドロンタールは、ピルクラッシャーで砕いて細かくしている。どの子も均等に食べる様、ずっと食事を見守った。

見守りつつ観察していると、どうやら6頭のうち、オス2頭、メス4頭という事が判明。全員元気な様子。食後はフロントラインのスプレーをかけ、初回の駆虫は終了。

食後の排便状況からすると、消化不良の排便をする子が大半だが、排泄物が良好になるまでには、それほど時間は掛からないであろう。

落ち着くと、全員でダンゴになって眠りにおちた6匹の仔犬達。ぐっすりお休み!

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コメント

本当にカラスに突かれていなくて良かった…。文字はひらがなで一見子供が書いた様ですが、そう見せているだけかも知れません。
もし子供であったとしてもその裏に「捨ててきなさい」と無慈悲に言い放った親の存在がありますよね。

家にはパグが一頭います。ずっと飼いたくて、一軒家に引っ越してすぐ飼い始めました。ペットショップでは陳列期間を長く持たせるため最低限の餌しかやらない…そんな話を聞いていたので個人ブリーダーさんを探し、お母さん犬も見せて貰い、数匹の中から選ばせてもらいました。
でもパソコンを購入し、慣れない手つきで犬のサイトをまわる内に、沢山の不幸な犬とそれを助けようとしている人達の事を知りました。

私は犬をアクセサリーの様に考えていたのかもしれません。どうしてパグが欲しかったのか?どうしてもパグなら、不幸にも捨てられたり放棄された子を何故探さなかったのか?
子供を持つ母親として、自分の浅はかさが恥ずかしいです。
動物好きで虫やメダカを捕まえてくる息子に「お家に帰してあげなさい。命は大切にしなさい」などとお説教していたのに、自分は命を買って自己満足していたのです。

主人と相談して、子供のクリスマスプレゼントは犬にしようと決めました。息子は一年生でサンタさんを信じているので「サンタさんからの手紙」というのを頼みました。『君に友達をあげる。幸せをくれる大切な友達。ずっと君のことを待っているよ。』という手紙がもうすぐ着きます。着いたら保健所に連れて行って息子の友達を選ばせようと思います。
息子は他の犬はどうなるのか聞くかも知れません。なるべくショックを与えない様にはしたいのですが…言わなければ。そして「それでも、その子は助けてあげられる」という事を伝えたい。

家にいるパグと仲良くしてくれる事を祈っています。

長文失礼しました。これからも頑張って下さい。茶色の子犬たちにもサンタさんが来てくれることを願っています。

投稿: るいのママ | 2006年12月18日 (月) 01:04

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