2005年7月 1日 (金)

3rd Anniversary ♪

liz1-1 りっちゃん、

3歳のお誕生日おめでとう!

アンブロシア・ドッグ・ホームに来て、

そろそろ一年が経つんだね。

甘えん坊なりっちゃん。

寂しがりやのりっちゃん。

プライドが高い訳でも無いし、

気位が高い訳でもないけれど、

他のワンコが一緒に暮らしているのはあまりお好みではないリッちゃん。

自分より明らかに身体のサイズが小さい子には優しいけれど、

目線が似ているサイズのワンコがとっても苦手なリッちゃん。

ヒトが大好きで、

いつも傍に一緒に居たくて、

いつも、

「ワタシを見て♪」

「ほら、カワイイでしょ?」

「リッちゃんね、リッちゃんはね!」

ってアピールしてるんだよね(笑)。

お尻をフリフリしながら、

じっと目を見つめるリッちゃん。

ここにずっと居てもいいけど、

リッちゃんもきっと、

『幸福行きの片道切符』を持っているんだよね。

ヒトと一対一でお散歩したり、

ヒトと一対一で一緒の時間を過ごす時、

とってもイイコで、

とってもカワイイ笑顔を振り撒くんだよね。

去年初めて出会った時、

キレイなハズの被毛はツンツルテンに短かったね。

カワイイお顔には幾つもの牙の跡が生々しかったね。

四肢の毛も糞尿で脱毛してたんだよね。

飼い主さんが欲しがって交配したのにね。

その後、赤ちゃん産んだのにね。

なんでリッちゃんが返品なんて結果になっちゃうんだろうね。

健康だったのにね。

カワイイのにね。

キレイにしていればとっても美人なのにね。

一対一ならイイコにしてるのにね。

飼い主さんに「オンリー・ユー♪」なのにね。

手に負えない子なんかじゃあないのにね。

何でも覚えられる頭のイイ子なのにね。

撫でてもらえるだけで大喜びしてるのにね。

傍に居られるだけで笑顔なのにね。

今は被毛もキレイに生え揃ったんだもんね。

今はジャックと姉弟みたいに社会勉強してるんだもんね。

子ネコ達や、

先日のシーズーちゃんや、

柴ミックスの仔犬や、

ルナとアルキメデス親子達には、

とっても上手に接しているもんね。

自分より年下の子と接するのは、

とってもとっても上手なんだよね。

お母さんや、

お姉さんみたに接しているもんね。

とっても色んな事を覚えたよね。

オスワリだって、

お手だって、

お代りだって、

ちょうだい(オスワリの姿勢で両前脚を手に載せる)だって、

フセだって、

座ってマテだって、

なんだって全部完璧だもんね。

ずっとここに居てもいいよ。

でも良縁があったら喜んで見送ってあげるよ。

安心していいよ。

捨てられるんじゃあないんだからね。

リッちゃんにはもう判ってるもんね。

「捨てられる事」と、

「新たな家族の元へ巣立つ事」の違いがね。

もう二度と、

誰も、

リッちゃんを捨てたりなんかしないんだもんね。

だって、

liz3-1 リッちゃんはカワイイんだもんね~~~♪

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年5月 5日 (木)

4th Anniversary ♪

archimedes

オイラは、アルキメデスっていうんや。

オイラには5匹のきょうだいがおるんや。

みんなでなぁ、

4年前の5月5日のこどもの日に生まれたんや。

オイラ、今日で4歳になったんや。

いっこだけ、お兄ちゃんになったんやな。

luna007オイラが生まれた時はなぁ、オイラだけなぁ、

シュッボ~ン!!!

ってミサイルみたいに飛び出てくる位に、

ちっこかったらしいんや。

今はなぁ、立派になったんやけどなぁ。

そんでなぁ、オイラはなぁ、今はなぁ、リッちゃんとかぁ、

ジャックとかって身体ばっかりでっかい妹と弟が来てなぁ、

オイラは毎日、アイツらに社会勉強させるのに忙しいんや。

オイラは一番ミソッカスで生まれたんやけんどな、

luna009でもなぁ、オイラなぁ、きょうだいとなぁ、

いっぱい遊べるようになぁ、

生まれた後になぁ、

いっぱい食べて、でっかくなったんや。

いっぱいお勉強(社会勉強)したけ~なぁ、

いっぱい強くなったんや。

いっぱい優しくなんたんやぞ。

あん時から皆となぁ、

いっぱい遊んで、

いっぱいネンネして、

いっぱい食べたけぇ~なぁ~、

だから立派になったんや、きっと。

皆と一緒やったから、

こんなにおっこ~しゃん(おりこうさん)になったんや、きっと。

pup008 みんなもきっと、おっこ~しゃんなんやろ~な~。

元気にしとるんかなぁ~。

ハナ姉ちゃんとかぁ、

きっとキレイになったんやろうなぁ。

スクビー・ドゥ兄ちゃんは、

きっとかっちょよく(かっこよく)なったんやろうなぁ。

シュー兄ちゃんは、

もっとハンサムになったんやろうなぁ。

pup009 妹のエマちんは、

きっとラブリ~になったんやろうなぁ。

弟のサンクは、

きっとおっこ~しゃんなんやろうなぁ。

オイラたち、ルナ・ママちゃんのお子チャマ達は、

きっとみんな、

元気いっぱいで、

おっこ~しゃんで、

カワイイんやろうなぁ。

pup010 いつかまたお誕生会で集まれると、エエなぁ。

来年やったら、5月5日で5歳やしなぁ。

みんなでまた会いたいなぁ。

会えなくっても、みんなきょうだいやもんな。

仲良しはずっと、変わらんのんや。

だから会えなくっても、みんながんばれるんやな、きっと。

オイラ達のきょうだいみんなに、お誕生日おめでとうや!!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年4月27日 (水)

10th Anniversary♪

am2

<親愛なるアンブロシアさんへ・・・>

1995年4月27日生まれのアンブロシアさん、

10歳のお誕生日、おめでとう。

いつもイヌ達をまとめてくれてありがとう。

いつも素晴らしいリーダーでいてくれてありがとう。

いつも立派なお姉さん役を務めてくれてありがとう。

いつも強く優しいお母さん役を務めてくれてありがとう。

いつも大きなフトコロで見つめてくれてありがとう。

いつもママをサポートしてくれてありがとう。

いつも心配してくれてありがとう。

いつも困った時に助けてくれてありがとう。

いつも一緒に悩んでくれてありがとう。

いつも一緒に考えてくれてありがとう。

本当にありがとう。

おうちが無くて困っているイヌ、お腹が空いて困っているイヌ・・・

いつもアンブロシアさんが率先してうちに連れて帰ってきたね。

その子達にどう接してあげればいいかも教えてくれたね。

その手段が適しているか否かもママに丁寧に教えてくれたね。

am1

10年前はアンブロシアさんとママだけの・・・、

一対一の毎日。

それから一年後に他の子達を迎え始め、

一対一だった時間が、

それが二分の一の時間になっても、三分の一の時間になっても、

四分の一の時間になっても、五分の一の時間になっても、

六分の一の時間になっても、七分の一の時間になっても、

そして八分の一の時間になっても・・・

ちっともアンブロシアさんは怒らなかったね。

ちっともスネたりしなかったね。

新しい子にちっともイジワルしなかったね。

ルナの子犬達の乳母役も自ら買って出てくれたね。

いっぱい頑張ったね。偉かったね。お利巧だったね。

アンブロシアさんのお陰で後からうちにやってきたイヌ達は皆、

とっても安心してたよね。

とっても落ち着いたよね。

とってもいい子になったよね。

とってもお利巧になったよね。

とっても楽しそうな顔になったよね。

そしてみんなとっても笑顔になったよね。

all02-015

アンブロシアさんは素晴らしいワンコだね。

ヒトが困っている時も、

イヌが困っている時も、

いつも落ち着いた態度で正しい判断をして、

そして大きなフトコロで包み込んで導いてくれるよね。

アンブロシアさんをイヌの中のイヌだと表現するのは何か不足だね。

ママはアンブロシアさんに出逢うまで、

イヌってこんなにスゴイって知らなかったよ。

イヌがこんなに沢山の事をこなすって気付かなかったよ。

イヌがこんなにも素晴らしい生き物なんだって知らなかったよ。

先住犬の潮路丸や、リリィや、ティムティム達が、

『虹の橋』へと向うまでの間、

それぞれ素晴らしい時を共に過ごしたけれど、

ママが勉強不足だったから、

ママが耳を傾けなかったから、

ママが良く考えなかったから、

こんなにもイヌがスゴイ存在だなんて気付かなかったんだ。

なんて勿体無い事をしちゃったんだろうね。

潮路丸とリリィとティムティムに申し訳ない事をしちゃったね。

アンブロシアさんに最も沢山の事を教わったのは、

後からやってきたワンコ達ではなくママの方だね。

アンブロシアさんがママに丁寧に教えてくれたんだね。

ママが失敗しても、

上手に出来なくても、

なかなか判らなくっても、

ちっとも聞いていなくっても、

それでも10年前からずっと、ずっと、

ずっとの時間を掛けてママに手ほどきしてくれたんだね。

ずっと信じて辛抱強くママが学ぶまで待ってくれたんだね。

アンブロシアさんはとっても素晴らしい人生の師匠だね。

アンブロシアさんはママの子供みたいな存在だけなんかじゃあないね。

アンブロシアさんはママの人生のパートナーだね。

ママが、つまづいて、転んで、泣いて、苦しんで・・・

そんな時でもずっと傍で見守っていてくれたんだよね。

ママの悩みが大した悩みじゃあない時には、

「ヤレヤレ」って大きなため息をつきながら、

「アタシの頭でも撫でてご覧なさい!」って笑わせようとしていたよね。

頭を撫でたらゴロンッって寝転がって、

「ほら、次はお腹も撫でてご覧なさい!」って。

でも相当な問題で悩んでいる時には、

「どうしたらいいのかしらねぇ・・・」って小さなため息つきながら、

そっとアゴをママの膝に乗せてきてじっとしていたよね。

ママが額にシワを寄せて考え込んでいる間中、

ずっとずっと傍に居て見守っていてくれたよね。

そっと静かに見守り続けていたんだよね。

amb039

アンブロシアさんは、

後から来たイヌ達にとっても、

ママにとっても偉大な存在だね。

10年前の今日、

生まれてきてくれてありがとう。

本当にありがとう。

10年前にママの所にきてくれてありがとう。

本当にありがとう。

10年前に出逢った事も、

共に過ごした10年間も、

アンブロシアさんが生まれた日から、

10年経ったおめでたい今日も、

どれも意味ある価値ある事なんだね。

全てに意味があるって素敵な事だね。

全てに価値あるって素晴らしい事なんだね。

10歳になった今も健康で元気で心身ともに輝きあるアンブロシアさん。

10年前から変わらぬ瞳で物事を公正に見つめるアンブロシアさん。

これからも変わらぬ輝きを周囲に放っていて下さい。

05-03-amb-12

いつか貴方が、

自ら望んで『虹の橋』に向うその日まで、

ずっとずっと皆の『アンブロシア』さんでいて下さい。

まだまだ至らないママに引き続き学びの修行をさせる為にも、

まだまだアンブロシアさんを必要としているイヌ達の為にも、

まだまだ、まだまだ、まだまだ・・・・・ずっと、

ずっと周りを見据えて長生きしてね。

いつもと変わらぬ公正な瞳のままで。

<まだまだ人生修行中のママより>

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2001年5月 5日 (土)

待ちに待った、誕生!!!

午前中に、母が出かけて行った。帰りは明日の夜である。そして手伝いにきてくれていた親友も昼頃には帰って行った。彼女は生まれてくるのを待っていたここ数日、仔犬に付ける名前を辞書を引いてリスト・アップしておいてくれた。私の注文通りに、ギリシャ・ローマ神話に関するものだけを。父はと言うと、予定は特に無かったはずなのに昼頃から何処かに出掛けてしまって帰らない。父は相当待ちくたびれて、飽きてしまったのだろう。

私と犬達だけの時間がしばし過ぎた。ルナは横たわってじっとしている。産褥箱が気に入ったらしくこの所はトイレや食事の時意外は入って寝ている。私は傍で静かに大学の課題を片付けるべく先を続けた。

午後3時を過ぎた頃、ルナの様子がなんとなくそわそわした様に思えたが、また横になってしまった。

午後3時50分、急に破水をした。いきんだせいか、大量に嘔吐もした。脅かさない様にルナに気を付けながら手早く掃除して消毒をする。いよいよ始まったのか?念のため、掛かりつけの動物病院に連絡を入れておく。「いつでも伺えるように準備しておきます。」と心強い返事を頂いて、電話を切った。
慌てて室温を再度確認する。27度で維持し、大鍋でお湯を沸かして湿度を保たせる。

午後5時頃、未だ生まれる気配がない。ルナの力むのが一時おさまってしまった。静かに横たわっているままだ。眠っている訳ではないので、傍に行ってそっと撫でてやる。

午後5時30分、またルナはいきみ始めている。今度こそか?力み方に変化があるように思えたので傍を離れずに見守った。必要な物をいつでも手に取れるように周囲に並べる。

午後5時50分、「じゅっ・・・ぽん!」という音と同時に破水し、羊膜に包まれ胎盤と繋がったままの一匹目が誕生した。一瞬、何故かルナも私も呆然としたのである。しかしルナはなかなか羊膜を取ろうとはしなかった。ルナの口元に持っていっても呆然としている。そして、間があってからようやく羊膜を舐め始めた。そして羊膜を噛み切り、胎盤を食べ始める。胎盤を食べ始めたので、へその緒を全て噛み切らないように指で抑えた。ルナは荒い息をしている。ようやく仔犬を目の前で預かり、タオルに乗せて体から1cm程の所でへその緒を木綿糸で縛り、そしてハサミを入れた。子犬を一端ルナに返したのだが舐めたりしない為、すぐにタオルドライを開始。タオルをまめに新しいものに交換して仔犬の体を乾かす。徐々に仔犬の体から体温を感じ取れるようになってきた。体重を量ると、220gである。性別はオス。急いで書き留めて、①と書いたリボンを首に結ぶ。初乳を飲ませるのだろうと思って、ルナのおっぱいに近づけるがルナは嫌そうな顔をしているし、子犬も飲もうとしない。仕方がないので新しいタオルに包んで、フリースの服をカンガルーのように袋状にして、私の体温で保温した。

そうしている間にも、ルナは次の子の為に力んでいる。横目で時折私を見ながら力む。

午後6時42分、先ほどの様に物凄い音もたたずに二匹目が生まれた。およそ1時間程間隔が空いたのだった。先ほどあたふたしたお陰でもう少し順序良く、今度は胎盤をルナに食べさせない様に取り上げて、へその緒を切り、すぐにマッサージを開始する。濡れた体が温まってきたら、体重を量る。200g、先ほどより少々体の小さいメスだった。初乳の為に、再度ルナにあてがうが飲ませようとしないし、子犬も飲まない。一匹目も私のお腹の袋に入ったままなので、別のタオルに包んでこの子もお腹の中へ入れる。

午後7時05分、「シュポーン!」と軽い音を立てて、三匹目が生まれる。と同時に玄関に居たはずのアンブロシアが一声吠えて、廊下を駆け回った後、出産中のこの部屋のドアの前でバタバタと足踏みをする。それに気を取られつつも、なんだかとても小さい子だと思った。とにかくへその緒を処理して、体をマッサージする。なかなか暖かくなってくれない。呼吸もしていない。羊水が詰まっているのか?と焦りつつ確認をしたが、そうではないらしい。「このまま呼吸をしなかったら、この子は死んでしまう!!!」という考えが頭を過った。体温が下がって行く子を手にしたまま、蘇生法を必死に考えた。焦りに焦っていたその時、突然父が帰宅。そして「どうだ~?」と出産が始まっていたとは気付きもせずにドアを全開にして入ってきた。急激に室温が下がる。しかも「この部屋、暑すぎるぞ。」と換気を始めてしまった。仔犬を抱いたまま、慌てて部屋から父を追い出し、ドアを閉めて温度を上げる。手の中の仔犬の体が冷たくなってしまった。涙も出ないが泣きながら、その子を必死に温める。

午後7時48分、四匹目が突然生まれる。ほとんど音もせず、ルナも余裕の出産だった。慌てて三匹目の性別を確認して、包んで先の二匹と共にお腹に入れた。四匹目のへその緒を切り、タオルでマッサージをする。この子はしっかりしている。やはり三匹目は小さいのだ。すぐに体温の暖かさが安定したので体重を計って性別を確認。黄色いリボンに④と書いて首に付ける。また赤いリボンに②と書いて、二匹目のメスの首に付ける。改めて、三匹目をお腹の袋から出してみる。まだ暖かくなって来ない。ただもくもくと温め続けた。黄色いリボンに③と書き、この子に付ける。体重を量ると、この子は160g、四匹目は200gだった。今まで生まれた子犬を確認する。皆、体温は暖かくなって呼吸も安定している様子だ。三匹目のことを「折角生まれたんだから、生きろ!」と祈りながら、暖め続けた。
いつしか気付くと、三匹目もほんのり温かくなっている。しかし呼吸がはっきりしなかった。
今現時点で、4匹生まれている。レントゲンで4匹は必ず居る事ははっきりしていたが、この先は判らない・・・。あとはルナの様子を見ているしかなさそうだ。ルナは終わった気配はないが、落ち着いている。しばらくすると、ルナが再び力み初めたのだがなかなか次の子が生まれない。今まで定位置に居たのに、よろよろと立ち上がって寝床を激しく掻く。そして力む。布団のヘリに顔をうずめて崩れ落ち、そしてまた力む。今までにない苦しみ様だった。

午後8時38分、苦しんでようやく五匹目が誕生した。なんだか今までのこの中でもっとも大きいように思えた。へその緒を処理して、体を温める。体もとてもしっかりしていた。体重は240gでオスだった。・・・あれっ?もしかしてメスは一匹だけ?5匹生んだだけでも凄いなぁ~と思うのだが、オスが圧倒的に多いのにも驚いた。ルナはぐったりしているし、これで終わりだろうと思ったので子犬達を全てルナの元に戻してやった。しかし、意外なことにまだ嫌がるのである。もしや育児放棄か?と心配をした。仕方なくペットヒーターを仔犬の仮の保育器(発泡スチロールの箱)に入れ、毛布を敷いて温める。温まってきた所でルナの見ている前で、子犬達を中に入れて毛布を掛けておいた。人口哺乳の為にお湯を沸かす。大量に使ったタオル、敷物類をゴミ袋に詰め込んで、周囲を片付ける。ルナは、休んだままだった。仔犬に哺乳をさせなくてはとミルクを用意していたその時である、

午後9時50分、六匹目が誕生した。五匹目との間隔が一時間以上も空いたのは、6匹がお腹に入っていて、かなり奥まで仔犬が詰まっていたからである。降りてくるのに時間を要しただけだ。完全に手馴れた私は、手早く処理をした。200gのメスである。・・・もしやこの子も長女か?!アンブロシアも長女、ルナも長女だった。この子もお転婆に間違いないだろう、きっと。
先ほどの休憩とは様子も異なり、ルナは終わったという事を全身で表すような呼吸をして横たわった。
目をつぶって、呼吸を整えているのが見て取れる。仔犬には興味を持つ素振りが感じられないままだ。

仕方なく、背を向けて犬用ミルクを哺乳瓶に作り、手首に当てては温度を調整して(この辺りはヒトと同じ)いたその時、ルナがおもむろにずるずると起き出して、仔犬の入っている保育器を気にし始めた。「まさか?」と思いつつ様子を見ていると、困惑した表情で私を見ている。ただそれだけでルナの言いたい事は良く判った。

慌てて、産褥箱の羽布団を引っ張り出し、新しいベビー用の布団に入れ替える。手早くヒーターを入れて毛布を敷く。ルナの視界で仔犬達を保育器から出してはそこに入れてやると、ルナは慌ててその中に戻って行った。そして、仔犬に注意を払いながら静かに横たわった。仔犬がズルズルと這って、おっぱいに近づいて行く!一匹を除いては、見事にみんなおっぱいに自力で吸い付いていったのだ。最初の一瞬は上手に吸えないのだが、次第に吸うのも上手になっていくのだ。神秘的な光景だった。そして初乳を飲ませ始まったその瞬間、ルナがとても美しく輝いたのだ。体中から不思議なオーラをかもし出している。
ルナのその変化に見とれて忘れそうになったが、やはり体の小さい3番目の子は、おっぱいが吸えなかった。おっぱい周辺まではたどり着くのだが、兄弟達に追いやられてしまい、ちっともありつけないのである。仕方なく体を手で固定して(他の子に押されない様に)乳首に当てる。それでも、この子は飲めないままだ。どうやら吸う力が足りないのである。

今夜は寝ている場合ではないと覚悟をした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

***ご支援・ご協力のお願い*** | ***スタッフへの業務連絡*** | ***チャリティー・バザー*** | ***不妊・去勢手術イベント開催~捨てイヌ&捨てネコを失くそう*** | ☆,その他・里親募集♪ | ☆,アメリカン・ピット・ブル・テリア♂ジャック君☆里親募集中♪ | ☆,カニヘン・ダックス♀不二子ちゃん☆里親募集中♪_ | ☆,シーズー♂トム君☆里親募集中♪_ | ☆,ボーダー・コリー♂アナキン君☆里親募集中♪ | ☆,マルチーズ♀☆里親募集中♪_ | ☆,ミニチュア・シュナウザー♂カント君☆里親募集中♪ | ☆,ラブラドール・レトリーバー♀オレオちゃん☆里親募集中♪_ | ☆,仔犬の里親募集♪ | ☆,仔猫の里親募集♪ | ☆,白ミックス♀母犬&3匹の仔犬☆里親募集中♪_ | ☆,黒茶ミックス犬♂☆里親募集中♪_ | 募集修了♪ハニー・ミックス犬♀ハニーちゃん☆ | 募集終了♪グレート・ピレニーズ♀サーシャちゃん☆ | 募集終了♪ゴールデン・レトリーバー♂ファン君 | 募集終了♪シェットランド・シーップドッグ♀ジョイちゃん | 募集終了♪シェットランド・シーップドッグ♀チェルシーちゃん | 募集終了♪スコティッシュ・テリア♀リタちゃん | 募集終了♪スピッツ♂ | 募集終了♪ダンディ・ディモント・テリア♂シモン君 | 募集終了♪ポインターorポルスレーヌ♀カノンちゃん | 募集終了♪ミニチュア・シュナウザー♀サラスヴァティ(サラ)ちゃん☆ | 募集終了♪ミニチュア・シュナウザー♂マルクス君 | 募集終了♪ミニチュア・ダックス♂ | 募集終了♪ラブラドール・レトリーバー♀ミーシャちゃん | 募集終了♪ラブラドール・レトリーバー♀アニタちゃん | 募集終了♪白ミックス犬♀☆緊急 | 募集終了♪茶白ミックス犬♀チャロちゃん | 募集終了♪黒ミックス犬♀リサちゃん | 募集終了♪黒ミックス犬♂クロベエ君 | 犬種別の好発生疾患 | 迷子の保護 | ~HAPPY☆バ~スデ~~ | ~おイヌさま専用車両~ | ~お勧めのサイト~ | ~お勧め書籍&映画~ | ~ドッグ・ホーム☆動物病院通い日誌~ | ~ドッグ・ホームについて~ | ~ドッグ・ホームの日々~ | ~入園☆リセット~ | ~卒園☆旅立ち~ | ~永遠の御子たち~ | ~里親募集のポスター掲示場所~ | ~AMB☆MAMのつぶやき~