2008年1月 9日 (水)

病院への遠征

Dd1000105←画像は、 2007年5月9日入園の、黒ラブのオレオさん。車に乗ってどこかへ連れて行かれるのが苦手(怖い)で、始終不安そうにしている・・・の図です(帰宅後はほっと一安心しておりました)。保護した子にはこう時に度々不安そうになる子はとても多いものです。中には保護当初はホームからの外出を拒む子も居ます。

アンブロシア・ドッグ・ホームでは、昨年より、ご協力下さる動物病院のお陰で、院長先生自らが(時に数名の獣医師さんで)直接ドッグ・ホームへ来て手術を行ったり、ワクチン接種、その他処置をして下さる様になった為、通院という手間をかなり削減できる様になっています。

しかし、そうはいえども、病院設備が整っている訳ではない為、時にはこうして満20歳の車で病院へ遠征する事もあるのです。

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2006年10月15日 (日)

今日の動物病院日誌♪

Img_9870 本日夕刻、昨日岩手県から連れて来た4匹のイヌ達を連れ、ぶんたさんと動物病院へ行った。私達が何よりも心配をしていたのは『フィラリア症』である。これからケアーとメンテナンスをするに当たって、何よりも先ず知っておかなくてはならない事だ。

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2006年7月 4日 (火)

ケアン・テリア君=去勢手術終了♪

Ct010 本日午後、ケアン・テリア君の去勢手術が無事、終了致しました。

手術前の体重 = 5,75 kg (前日午後8時から絶食している為、普段より若干軽くなっています)

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2006年1月31日 (火)

グレン君の動物病院日誌♪

Pict1763-2 ←画像は、ドッグ・ホームで利用させて頂いている某所にあるテニスコートでの画像です。ボランティアさんの御尽力で、ドッグ・ホームではこの広~~~い、本当に広い場所を無償で昨年末からお借りする事が出来る様になり、運動量を増やす事が可能になりました。ボランティアさん、いつもいつも御尽力&ご協力ありがとうございます(謝謝)!!!お陰で様々なトレーニングを個別にさせたり、社会性を身に付ける為の勉強をさせる事が円滑になりました。

さて本題の、グレン君の病院での記事をご紹介します・・・。

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2006年1月24日 (火)

トイ・プードル君の診察結果♪

IMG_7533 本日、トイプードル君の診察を終えた。

結果は、本当に、本当に、「ホッ・・・・・」っと胸を撫で下ろす結果であり、かつ、「心から愛され大切にされていたイヌ」である事を改めて想う結果であった。

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2005年11月26日 (土)

動物病院日誌=チワワ君♪

動物病院の午後3時からの診察へと予定を変更したので、途中で寒がりのチワワ君に洋服を購入する為寄り道をする。

滅多に行かない生体販売もしている、某ホームセンターのペット館に入ると、2階からはイヌやネコの鳴き声が聞こえてくる。何かが込み上げてくる気持ちを堪えつつ、洋服を選んだ。

チワワ君はトート・バックに「ゆたぽん」で温もりながら半寝ぼけの最中だったが、サイズが判らないので起きてもらい、しばし寒さに堪えて貰いながら洋服のサイズを手早く見繕った。

大体サイズが判った所で、先にチワワ君はバックへ戻し、再び選んだサイズを基準に洋服を決める。

幸いにも小型犬用の洋服はセール中だった為、ちょっと似合いそうなコートやTシャツ等4点を選んだ。寒がりだから室内着もあった方が良いだろうし、場合によっては外出時に重ね着をしても良いであろうから、枚数はあっても困らないと思ったのである。

カワイイから着せたい。。。

似合うから着せたい。。。

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動物病院日誌=ポインターORポルスレーヌのお嬢さん♪

動物病院へ行く為に、ポインターちゃんを車に載せるが、載って車が動き出した時から、病院へ到着するまでの間、ず~~~~~~~~~~~~~っと、彼女はまるで不平不満を言うかの如く、遠吠えの様な鳴き声を上げ続けていた。

そんな彼女の切ない鳴き声は、何だか、

「飼い主と離れ離れになった場所を動いては、私は困る!!!ココで待っていないといけないの!!!」

とでも言っている様に思えて仕方が無かった。1年前に山道で保護をしたアカネさん(ブリタニー・スパニエル♀)が、ただひたすらじっと路上の真ん中でオスワリをし、一方向を見据え、何かを待っていたあの姿を思い出す。

待って待って待ちくたびれて、そして通り掛って声を掛けた私に救いを求める様にすがり付いて来たのであろうアカネさんのあの姿を・・・。

ポインターちゃんは、「どうして?!」「なんで?!」と、場所を移動する事を拒んでいる声を出している様にしか思えなかった。例え、車内の他のイヌ達がドライブを喜んでいても、落ち着いていても、彼女はそれを見習うよりも、『物申す!』方が大切だったのだろう。

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動物病院日誌=グレン君の健康状態・・・・・(涙)

グレート・ピレニーズのグレン君は先日血尿が出ていたのだが、いかんせん動物病院までの距離は片道30kmある為、病院へ行こうと思ってもなかなか思った様に運ばないアンブロシア・ドッグ・ホームである。グレン君の血尿の翌日に、ポインターちゃんとチワワちゃんが入園した為に、血尿が1度だけあったけれどとても元気なグレン君の診察を遅らせたのであった。

午前中の診察時間に間に合うかと目論んでいたのだが、いかんせん保護したばかりのポインターちゃんが、道中車内でずっと泣きっぱなしで、遠吠えしっ放しの為、その度になだめる様に声を掛け続けたのである(ポインターちゃん編参照)。

また寒がりのチワワ君の事も心配だった為、結局潔く午前中の診察を諦め、先にチワワ君の衣服などの買物を済ませ、午後3時からの診察にする事に変更をしたのだった(チワワ君編参照)。

午後2時半頃、病院の駐車場に到着し、受付で新規のイヌ達の検尿をしたい旨を伝え、採尿の為の道具として注射器(針の無い状態)3本を受け取った。そして持参していた検便用の3匹の便を先にお渡しし、希望の診察内容をカードに記入する。

さて、午後の診察が開始されるまでの間に採尿を試みよう・・・・・・・。

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2005年10月24日 (月)

椎間板ヘルニア・・・(涙)

「アルキメデスの悲鳴Part1」 「アルキメデスの悲鳴Part2」以来、今日までの間に、多忙な私の為に友人が「ヘルニア」について、収集できる情報を集め、まとめたものを教えてくれていた(謝謝)。保護イヌ達の事を優先してばかりで、ついつい幼い頃から知っていて、元気そうな先住犬達の健康管理が2の次になりがちな今日この頃・・・(汗)。

しかしヘルニアに関しては、ノ~天気に構えている訳にも行かないのだが、里親さんの問い合わせや連絡、日々の世話に追われると、つい動物病院へ向う時間が無くなってしまったりするのも事実だったのである。

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2005年7月28日 (木)

リマ君の退院♪

午後にはリマ君の退院だ。今日の診察予定などや、質問事項をメモにまとめる。いつも動物病院を訪れる際には、小さな手帳と今までの血液検査結果などをファイリングしているものを持参する。状況に応じて、検討する際の参考にする為である。

今日の予定は・・・

  1. リマ君(ホワイトMIX♂推定5歳)の退院
  2. アンブロシアさん)ラブラドール・レトリーバー♀10歳) 混合ワクチン接種
  3. サクラちゃん(黒柴MIX♀生後4ヶ月位) 混合ワクチンの追加摂取
  4. 子ネコ達の虫下しを追加で投与するか否か?

以上である。子ネコ達は26日にリマ君が入院した際に、840円で頂いた虫下しを飲ませたのだが、それから今朝までずっと回虫が糞の中に出続けているのである。母体からそのまま貰ってきてしまったのか、室内飼育でいるこの家で、外へ出入りするイヌ達によって運び込まれてしまったのかは不明だが、回虫がまだ出てくる事を考えると追加で一週間後位に投与した方が良さそうに思えたのだった。

アンブロシアさんとサクラちゃんを連れて出発し、午後4時過ぎに動物病院に到着する。病院はとても混雑していたので、診察券を出してから近隣を散歩するが、サクラちゃんったらジタバタジタバタしていて、上手に歩けない(苦笑)。

生後4ヶ月でもあり、山に捨てられていたのでサクラちゃんは、保護以来ずっとお庭と室内での暮らしをさせていたのである。当初は落ち着きが無く、ずっと興奮し、目の焦点が合っていない様な子だったので、環境の変化に馴染ませる事と、冷静になるのを待つという段階を踏んでいる途中でもあった為、『散歩』らしい散歩は始めてに等しかったからだった。

今日は落ち着いているアンブロシアおばあちゃん(?)と一緒なので、はしゃぎながらも少しはいつもよりも大人しい方かもしれないが、時折草むらを見つけると、小さな身体を良い事に柵の下から潜り込み、人様の敷地の草むらを泳ぐ様に走ろうとする。・・・が、しかしリードにもまだあまり慣れていない為、そうして興奮しては突っ走る度に、首がグエッとなる事が今一つ理解できないまま、驚いては暴れるのだった(苦笑)。

そんな「箸が転がっても楽しい♪♪♪」なお年頃真っ盛りのサクラちゃんは、結局、散歩でトイレをするという目的が果たせないまま待合室に入る事になる。

先ほどよりはスペースが空いていたので、待合室の隅っこにアンブロシアさんの大きなお尻を寄せ、座らせる。サクラちゃんは『内弁慶』タイプらしく、言われなくてもアンブロシアさんの影に隠れる様にして身体を小さくして座っていた(笑)。

最近おうちでは、ジャック兄ちゃん(アメリカン・ピット・ブル・テリア♂2歳)を相手に、兄ちゃんのマズルやクチビルを平然とカミカミ・・・・カミカミ・・・・カプカプ・・・・・しているサクラちゃん。相手が闘犬種だなんて事は関係無いらしく、いっぱい遊んでくれる面倒見の良いお兄ちゃん&クチビルを引っ張ると良く伸びる&ちっとも怒らないオモシロイ兄ちゃん♪という認識しか無いらしく、キャハキャハ♪とはしゃぎながら、ジャックにじゃれて甘噛みするのがマイ・ブーム。その姿を見ていると、実に滑稽だ。サクラちゃんの方は「とにかく楽しちぃ~♪」なのだが、やられているジャックの方はただじっと、座禅でも組んでいるかの様にオスワリし、ただただサクラのしたい様に我慢強く黙ってやらせているのである。時折ジャックは私の顔を見る。アイコンタクトをしてくるのだが「エライぞ!」という気持ちを込めて頷いて見せると、嬉しそうに座禅を組み続ける(サクラにやられ放題のまま)。

そんなジャックとサクラの姿を、園長のアンブロシアさんはじっと見守っている。時折サクラの行動が行過ぎると「ガウゥ」っと一声一喝するのだが、相手はサクラちゃんである。「箸が転がっても楽しいお年頃♪」なのだから、叱られた動作を止めるのは、たったの一瞬(笑)。すぐにキャハキャハ♪しながら、ジャックのマズルにかぶり付くのだ。

そんな内弁慶のサクラちゃん。待合室に新たなワンコが入ってくる度に園長のアンブロシアさんの背後に隠れる。耳はピンと立ち、身体は全身硬直し、緊張が見て取れる程。サクラちゃんの性格的にも、まだまだ外界に興味を持つお年頃ではないんだもんね。これから徐々に、自ら進んで行きたがるだろうけれど、まだまだ保護者が居ないとコワイのだ。

診察室に呼ばれて入室し、先生が来るまでの間、AHTさん(動物看護士さん)と共にアンブロシアさんの体重を量る。30,50kg。前回6月30日には31,30kgだったので、先先ずといった所。今後の老後を踏まえ、この体重を維持したい所。体温は38,7度。

次にサクラちゃん。体重は5,85kg。7月19日には5,40kgだったが、ドライブ前の絶食等の影響だろうか、体重があまり増えていない。成長期なので今後も引き続き、子犬用のミルクを混ぜた高カロリーの食事で身体の基礎作りを行ってあげなくてはならないだろう。体温の方は、車酔い&待合室での興奮により、ちょっと高めの39,0度。特に問題は無いだろう。

嬉しい悲鳴を通り越し、たった一人で孤軍奮闘する先生がやってきた。あっ、むろんAHTさん&トリマーさん達4名もフル稼働中。何も出来ないけれど、お手伝いしましょうか?と思わず言いたくなる程の今日の午後の忙しさ。先生のオーラには物凄い気力と集中力がみなぎっている事が感じ取れる程。スゴイ熱気。

診察台にまったりと座っていたアンブロシアさんを触診し始めて、先生のオーラの熱が少しヒート・ダウンした様に思え、ちょっと驚いた。イヌ達には気持ちや心を癒す力がある事は知っているけれど、先生のあの熱気をこれ程下げるとは思わなかったのである。

そんな風に驚いていると、アンブロシアさんを触診していた先生から一言が・・・。

「奥歯が汚れていますね。。。」

やってしまった!この所歯磨きをサボっていたのである。あぁ~あ、今日の飼い主の成績表は落第点だ(恥)。まだまだ修行の足らない飼い主で苦労するね、アンブロシアさん。

歯磨きを忘れていた事以外、特に指摘は無く、健康状態に問題は無さそうなので、ようやく6種混合ワクチンを摂取して頂く。10歳を過ぎてからは、混合ワクチンも真面目に毎年受けるべし!という考えは改めなくてはならないそうだ。こちらの獣医師さんもその様に説明をしているが、昨今ではそうした意見を持っている獣医師さんが増えている様なので、気になる方は掛かり付けの先生と良く相談をされる事をお勧めする。

次にサクラちゃんの、追加予防接種を行う。こちらも6種混合ワクチン。診察台の上でも相変わらず緊張しているサクラちゃんは、めずらしく私の胸元に顔をうずめて助けを求めてみせた。いつもなら、他のイヌ達に助けを求めるのだが、今は私しか居ないと判断したのであろう。アンブロシアおばあちゃんは、診察台の下でまったりしていて頼りにならないとでも思ったのか(笑)?

最期にいよいよリマ君の退院なのだが、先にアンブロシアさんとサクラちゃんを車内に置きに行き、再び診察室に駆け込んだ。

大きなエリザベスカラーを装着し、元気一杯に飛び出てくるリマ君。私の顔を見るなり、目をキラキラと輝かせた。あれっ?喜んでくれるんだ?こんなヤツでも迎えに来れば喜んでくれるのか、キミは♪

しかし彼は先ず何よりも、そのエリザベスカラーを外してくれっ!!!と、私に訴えていたのである。「ここの連中はさ、全然聞いてくれなくて、コレ嫌だから外してくれよ!お前なら判るだろ?外してくれるだろ???」

と、大きなエリザベスカラーごと私にぶつかって来る(苦笑)。何度もエリザベスカラーで体当たりを続けるリマ君(汗)。やはり大型犬がこれを装着すると、凶器になるのである。そう、いつしか『ウエポン搭載・アンブロシアさん』なんてネタのダイアリ~を記述した記憶が甦る。

「リマ君、元気だねぇ。良かったね!」

と彼の訴えには気付かない素振りをし、知らん顔で声を掛ける。

診察台に載せ、テーピングを外して傷口を確認。まだ術後2日程度だからこんなものであろう。まずまずの状態で、今後も濡らしたり、汚したりしない様に気を付ける事となる。最低でも二日に1回は傷口にゲンタシン又はイソジンゲルを塗り(実際には傷口に載せる様につける)、その場所を保護する様に傷パッとを貼り、上から指と指の間が体重負荷によって広がらない様に、かつフンワリとテーピングをするという事を、実演して頂きながら復習する。

布製のドッグ・ブーツを一足、サービスで下さったので、汚さない様にそれを履かせ、室内では脱がすという事を指導される。テーピングしているテープは、通気性の良い質である事と、縫合箇所は清潔でかつ乾燥させる事が速く癒着する訳だから、ブーツを履かせっぱなしでは、通気という面で問題が生じるという事。

抜糸は手術部位が部位であるだけに、様子をみて抜糸する事とし、抜糸の期日はまだ決定しないが、術後の経過&管理状態を確認する為に、5日後の8月1~2日頃に来院するという事になった。

先生がおもむろに入院中の記録を見つめる。

「元気に散歩をし、食欲旺盛。今日の散歩では手術をした足を地面に着いた・・・」と読む。横でそれを聞いていたAHTさんが「そうなんですよ。この子、食欲旺盛ですね~。」と笑う。苦笑しつつ「この子、ピィピィと鼻を鳴らし続けませんでしたか?」と聞くと、彼女は笑いながら「はい、ずっと言ってましたよぉ。」と答える。

その身体に不似合いな、小鳥の様なピィピィと鼻を鳴らす鳴き声は、私の所でも始終である。保護主さんに連れられてドッグ・ホームに入園したその日から、ずっとだ。当初は今よりもずっと。朝から晩まで。深夜私が熟睡していても鼻を鳴らしていたのである(苦笑)。

彼なりに理由があるのか?と、必死にその理由を把握しようと努めたが、そのピィピィは癖でもある様子で、特に何もない時にも、要求のある時にも、いずれも区別無く同じ調子で鳴らすモノらしい。徐々に間が開く様にはなってきており、言いっぱなしでは無くなったのは今日この頃だった。最近では要求の時にだけピィピィ言うのだが、言わなくても要求しなくても、このホームではゴハンやトイレに困らないという事は覚えたのだろう。

そんな話をすると、AHTさんと先生に笑われてしまったリマ君である。

無事退院。診察室を出て、車に載せに行く。案の定、エリザベスカラーの大嫌いなアンブロシアさんが、これだけは苦手とばかりに毛を逆立てて唸ってみせる。保護以来、アンブロシアさんが自分に対してそんな風に怒った事は無かった為、リマ君は驚き、うな垂れたが、車には乗るんだ!と、アンブロシアさんと目を合わせない様にして車内に飛び込んだ。

とても後肢を手術したとは思えないパワフルさである。逞しいワンコだ。

待合室に戻り、お会計をする。

  •  リマ君の手術   入院(7/26~28)2泊3日・・・7,000円

                 注射料5回分・・・4,000円

                 内服薬(退院後の抗生物質)・・・720円

                 麻酔料・・・8,000円

                 指切除術・・・15,000円

                 去勢手術・・・15,000円

  • アンブロシアさん 6種混合ワクチン・・・6,000円
  • サクラちゃん 6種混合ワクチン・・・6,000円
  • エリザベスカラー(通常は無償レンタルだが、我が家では壊れる事が予測される為買取)・・・3,000円
  • テーピング用のテープ(一巻きを買い取り)・・・800円
  • ゲンタシン軟膏・・・1,200円

消費税: 3,336円    合計金額:  70,055円

思わず唸りそうな出費だが、別にボラレている金額では無い。あれもこれも原価で出して下さっているし、診察料・再診料すら取られてもいない上、去勢手術の料金も他の全身麻酔の手術と並行して行った為に通常よりも更に安い。いずれにせよ、リマ君が元気で、自分の足で生涯歩く事が出来るのであれば、安いのだ。そう思うことにしよう(苦笑)。それにしても、診察券を出した後にコンビニのディスペンサーで念のためにと貯金を崩してきて良かった・・・と安堵する(恥)。

すっかり暗くなり夜道帰路に着く。帰宅するのは午後9時過ぎだろうかと思うと、途中でコンビニに立ち寄って食事を買い、相変わらず運転しながらそれらをほおばり夕食を済ませる。動物病院がご近所だった頃が懐かしい。しかし住宅街でこの頭数のドッグ・ホームをやって行くのは難しい事だ。できる事なら、今よりももっと奥まった隣家の無い様な場所が更に理想的だけど、動物病院への道は更に遠くなるのか・・・。

などと思案しつつ帰着する。先ずはアンブロシアさんを降ろして、トイレをさせる。サクラちゃんもリードで係留してトイレをさせる。リマ君はジャリの少ない場所を歩かせてトイレを促すのだが、とにもかくにもそれどころじゃあなくて、この邪魔なものを外してくれ!と地面や車のボディー、柱や壁に激突して歩き、最後に私を目掛けて突っ込んでくる・・・(苦笑)。

相変わらずそれには知らん顔をして、トイレを促し、ようやく室内に全員を入れた。リマ君はバリケンネルに入れ、留守をしていた子達を庭に出す。食事の用意をし、食べさせた後に再び庭でトイレをさせ、落ち着いた頃合にハウスに戻す。

今日の世話は大体終わったのだろうか???と、ふと時計に目をやると既に11時近くになっていた。明日は近所で入院した方のお見舞いと称した集まりがあるので、早々に寝なくては・・・。長閑な地域には、古くからの良い風習や慣習も残っているのだが、若い世代が住んで居ないという事から、妙な形式で簡略されてしまった慣習も多い様である。ここで一年過ごしてきたけれど、未だに「?????」とチンプンカンプンな事柄があり、相変わらずご近所の何方かにいちいち教えて頂いてばかりいる私。例えば、葬儀に参列しご焼香する際に香典は『包まない』とか(特に親しい人だけで良いらしい)、入院した方にはお見舞金一律5,000円を包むとか???さっぱり判らず、先日葬儀でご焼香した際にはご近所なりの額を包んで持参してしまった私。それを出してしまった後に、近所の方々に口を揃えてそう教えられたのでした(苦笑)。

葬儀は○時から・・・とは伝わってきたけれど、そこまでは教えてくれなかったじゃないぃぃぃぃ~~~~(涙)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嗚呼、ワンコの飼い主としても未熟者だけど、人間社会でもなのかしら・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)???田舎暮らしって、違う意味でカルチャーショックを受けるものなのだ(笑)。

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2005年7月26日 (火)

リマ君の手術

朝9時半に自宅を出発し、病院に10時半頃到着する。11時まで近隣を散歩し、院内に入るが診察室に呼ばれたのは12時近くだった。

本日のリマ君の体重は・・・  23,1kg。7月19日に計った時の23,5kgよりも体重が若干少ないが、今朝の朝食を抜いてあるからであろう(笑)。いつも通り、食欲は旺盛で今朝も他の子達に与える間、リマ君には庭で遊んでいて貰ったのだが、頭の良い彼は察していた様で、お庭でずっとピィピィと小鳥の様に鼻を鳴らし続けていたのである。

「なんでボクだけゴハンが貰えないんだよ!忘れてるよ!」と。

リマ君はレトリーバーの様に食欲旺盛で、与えれば与えただけ食べてしまいそうな勢いの食べっぷり。今でも彼の体格や年齢よりは1.5倍多めの食事を与えており、カロリーも高いフードも混ぜている。食事は十分過ぎる量なのだが、痩せてしまっているだけに、何でも食べたいお年頃らしい・・・。今日も病院へ向う途中、時間短縮の為にコンビにでホットドッグを買って食べながら運転していたのだが(←イヌ達と行動を共にする際には、何時もこうなんですが・・・笑)、彼は私の背後でずっとピィピィ鳴いていたのである。

「ソレ、ボクにもちょうだい!!!お腹空いたよ!今日、ボクのゴハン忘れたじゃん!貰ってないんだよ!」と悲しそうにしていたのだ。

そんな訳で、食欲旺盛に違いは無く、元気一杯に「今日も旅行だ♪」と勘違いして楽しいドライブをしながら一人病院の診察室に連れて来られてしまったリマ君である。

さて、時間も時間だったので診察台で鎮静剤を打つ。11時40分。12時過ぎに執刀予定だったが、痩せていても体力のあるリマ君はなかなか眠らず、ピィピィと鼻を慣らし続け、12時30分を過ぎてようやく吸引麻酔が出来る様になる。

12時48分、いよいよ後肢の指関節にメスが入る。最期に縫い合わせる事を考慮しつつ、皮膚は丁寧に切り開かれた。指と指の間(ヒトで言えば薬指の位置=外側から二番目の指)である為、術後に体重の負荷が掛かる事も考慮しなくてはならない。7月19日にレントゲンを撮影し、その指関節の状態は確認したが、第二関節が炎症を起している状態である為、その部位を切り取るよりは、もう一つ上の関節から切除する方が望ましい(一般的にほとんどの獣医師さんがそういう見解を持つとのお話しだった)ので、指を元から肉球ごと切除するという手術である。

皮膚を余分に残し、肉を切り開き、指関節の元までメスが入る。午後1時、指関節の根元があらわになるとステンレス製のニッパー(?)で骨を切断した。やはり素人目で見ても、炎症を起している事がはっきりと判る骨。肉球ごと切り取られたリマ君のそれは、ホルマリン漬けにする。念のため、他の骨にまで影響を与えていないかを明確にする為、検査センターへ送られる事になっているからだ。

切除した部位をイソジンで消毒し、術後の後肢の筋肉の動きに違和感を出さない為(突っ張り感)、AHT(動物看護士)さんが一人、上部から筋肉の動きを手で確認しつつ、足首辺り足を掴む様に抑え補助する。もう一人のAHTさんは切除部分の止血カンシを適度な位置から持ってサポート中。これでも手が足らなくなれば、私の出番もあるのだが(笑)、幸い慣れたAHTさん達ばかりの病院なので、あくまでも見学に徹する。

切除部位の消毒を終え、余分な肉を切り落とし、形良く3本指に見える様な形状と、動きに少しでも違和感の無い様に整形し、1時06分、縫合開始。

縫合をしながら以下の説明を受ける。

可能性として、生涯びっこをするかもしれないという事だった。前肢の筋肉も保護より半月以上前から事故か何かで切断されてしまった為、右前脚も軽くびっこするのだが、右後肢も同時期に受けたと思われるこの怪我により、びっこで歩行していたので、手術をしてもしなくても彼はびっこでの歩行をする事になるのだが、右後肢の第二指関節が炎症を起したまま、切除もせずに放置していると、その骨や周辺に腫瘍が出来、それが広がっていく可能性は捨てきれない。

ならば、炎症又は腫瘍が広がる前に問題の部位を切除し、少しでも痛みや不快感を無くし、今後の半生も元気に自力歩行をさせる事を目的としている今日の手術。「絶対に治る」という様な保障は出来ないけれど、私は彼の生命力の強さに掛けているのだ。

がんばれ!リマ君。頑張ろうね!3本指だって、走れるもんね。

午後1時50分、右後肢指切除手術、無事終了。

リマ君の体勢を変えて、次は去勢手術の準備に入る。1時55分、局部周辺にバリカンを入れて毛を刈り、洗浄、消毒をする。2時05分、メスが入る。

大型犬なだけに、あっさりと取り出した(押し出す様に外部に出して切除する)睾丸は、大きい。先生もAHTさん達も「大きいですねぇ~。最近は小型犬や猫の去勢手術が多かったから、余計に大きく見えますね。」と、先ほどの手術より遥かに余裕の状態だ。特に目立つ点も、異常も見られないからでもある。

2時20分、たった15分で去勢手術は終了した。午後12時40分過ぎからのオペは、およそ二時間弱で無事終了。

去勢手術の縫合後に、先生からバンデージの方法を手ほどきして頂く。指切除を行った後肢の為だ。テーピングの力加減や、部位に適した方法を教わる。なるほどなるほど、思ったよりも、イヌ達の場合にはフンワリと巻きつけるのか・・・。

何時もなら術後、即日退院をして連れ帰り、自宅療養をさせる私だが、今回は手術の内容が内容だけに、二泊三日の入院を通常通りにさせて頂く事にする。そうこうしている間に、リマ君もぼんやりと目が覚めたらしく、私の手の匂いをかがせて、病院を出たのは午後3時だった。今日の手術の分の支払いは、後日退院の際にまとめて支払う事となった。

さて、朝9時半に自宅を出発し、帰宅したのは午後5時近くである。やっぱり動物病院に行くのは半日掛りになってしまうのだ。帰宅した時には、留守番をさせられた子達は、とっても怒っていた。

・・・それは、つい先日伊豆まで全員でドライブ&旅行をしたものだから、今日はそんな楽しいドライブでお留守番=置いてきぼりをくらったっ!!!と怒っているのだ(苦笑)。アンブロシアさんも、相当に怒っていたらしく、私の手の匂いやあちこちの匂いを嗅いでも、なかなか冷静に納得をしてくれない。お鼻の良い方達なのですから、病院の匂いを嗅ぎ取って欲しいのだが、今日は時間が掛かってようやく落ち着いた。

もちろん、帰宅後即座に「ごめんね!遅くなってしまって。」と、興奮するイヌに接触をしては、躾け上=教育上宜しくない。私は「ただ今」とだけ言って玄関から真っ直ぐ彼らの居るリビングを通り過ぎて寝室に入る。寝室で着替えたり、荷物を片付け、落ち着いた頃合を見計らってリビングに入るのだが、その何時ものパターン通りにしていても、今日は落ち着かなかった・・・という事である。

先日の旅行がよほど嬉しかったのであろう。また皆で旅行に行けるといいね♪

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2005年7月19日 (火)

リマ君のレントゲン撮影とサクラちゃんの車酔い。。。

今日の病院で診察する予定の子は、リマ君(ホワイトMIX♂)と、サクラちゃん(黒柴MIX♀)である。

リマ君は、保護当初から複数の外傷があり、右後肢をかばう様な歩き方をする。また右前脚も地面に着くのが辛そうだった為、レントゲン撮影を行って原因を明確にしておきたかった。

サクラちゃんの方は、明後日伊豆までの長旅で間違いなく車酔いすると思われるので、精神安定作用のある乗り物酔いの薬を処方して頂く目的だ。

午後3時からの診察前に到着し、診察券を出してその旨を窓口にて告げ、あまり待たない様子なので車からリマ君とサクラちゃんを連れてきた。2番目に呼ばれて診察室に入ると、看護婦さんが驚いた。

「すっごく元気になりましたね!!!別のイヌみたい!」とリマ君を見て言う。

「保護主さんが連れて来られた時には、まだ不安そうで寂しそうな感じで、お散歩に連れて出てもすごく気を使ってくれて、イイ子だったんですけど。本当に、別のイヌみたいに目つきも顔つきも物凄く変わりましたよ!」

その声を耳にして、他の看護婦さん達も代わる代わる診察室を覗きにやって来てはリマ君を見て驚いた(笑)。リマ君の方は、看護婦さん達を見て喜んでいる。

「あっ!この間ここに泊まった時にお散歩してくれたお姉さんだ♪」と。そして先生がやって来ると、更に尾を振って喜んだ。

「あっ!先生だぁ~♪」・・・・・・しかし、痛い足を触られ始めると、ちょっと身体を硬くして途端にちょっとだけ嫌そうな表情に変わった(笑)。彼らイヌは痛みも怪我も、そのまま素直に受け止め、受け入れる。彼らは我慢をする生き物なのだ。人間みたいに騒いだり、悲観的になったりなんてほとんどしない。彼らはそんな前向きな生き物だから、私達はそれらを見落としてしまう事がある。。。

リマ君の保護時の体重は、21.40kg。それから一週間ほど経過した今日は、23.50kg。痩せこけていたので、先生も看護婦さん達も体重が増加した事を喜んで下さった。また穴の開いた様な前肢の傷口もキレイになっている事にも「良かったね!」とリマ君に声を掛けて下さった。レントゲンも丁寧に撮影をして下さり、前肢も肩から足先に掛けて分割し、部分ごとに撮影。後肢も同様に撮影される。

レントゲン写真を見ながら診断した結果、前肢の穴の開いた様な傷口は傷が出来た際に筋肉を痛めてしまった可能性が高く、それにより足先を地面に接地する事がまだ辛いであろうという診断を出す。また神経の方は無事であった可能性は高いとの事。

後肢の爪が折れ曲がった状態になっている指は、外見的にも腫れて炎症を起している通り、指関節が折れ曲がってしまった事によるものであると判明できた。第二関節まで既に炎症が酷くなっている事が見て取れた為、その指関節を根元部位から切除する手術を早々に行うべきであると判断する。あまり放置していては更に炎症を広めてしまうからだ。

幸い肩関節、その他の関節には異常は見られず、後肢指関節1本のみという部分的なものという判断が出来た。また手術は全身麻酔で行われる為、検討した結果、去勢手術も一緒に行って頂く事にする。7月26日の午後、手術の予約を入れた。もちろん、毎回どの様な手術でも私自身が手術台の真横で立ち会って遂行して頂くのだが、リマ君のも同様に行う予定となる。

それまでの間、今も炎症があるままの後肢の為に抗生物質の服用を続ける事にする。

次にサクラちゃんを診察台に乗せる。ようやく体重が増え、6月30日に3,65kgだった体重は、本日、5,40kgになっていた。興奮しやすいタイプの子である事、車に乗せる度に酔って嘔吐する事、明後日から伊豆に3日間ほど一時避難をする事を説明し、酔い止めの薬の説明をして頂いた。

先ず車に酔いやすい子というのは、センシティブ、繊細な子に多い(←リズ=リッちゃんも正にこのタイプ)為、酔い止めの薬には精神安定作用がもともと含まれているという事だった。そして、酔いを止める為の薬にはおよそ3段階の区分ができるそうで、一つ目は軽く効果のある(でる)もの、二つ目はほどほどの効果のある(でる)もの、三つ目は良く効果のある(でる)もの・・・なのだとか。

この3段階のいずれを処方するべきか?という事に関しては、飼い主の希望もあるが、イヌの個体差にも関連するという補足もある。薬を飲ませた事によって現れる効果も様々であり、個体差によっても様々な反応があるらしい。

例えば精神安定作用により、全身の筋肉が緩み、この影響によって下マブタがいつもより少し垂れ下がり赤目になっているのが見える。これが結膜炎の様な充血目に見えてしまって、別に異常反応では無いのだが、驚き不安になって二度と薬を飲ませたくなくなる飼い主さんも居るらしい。

また全身の筋肉が緩んでいる事により、薬が良く効いている子はグッタリしている様に見え、具合が悪い様に思えて驚く事もあるそうだ。しかし、とにかく薬と固体の組み合わせによって個体差が生じる為、どういう風になるという明言はできないらしい。

判りやすく言えば、ヒトが精神安定作用の薬を服用した際に「寝ようと思えば、ぐっすり良く眠れるが、逆に故意に服用後も起きていようとすると、覚醒状態みたいになって眠れず、少々ハイな気分になってしまう」という事と関連があるという事。

イヌ達に「安定剤を飲んだのだから、寝てなさい。」と言った所で、いう事を聞いて寝るハズも無く、またそういう薬を服用させたい子に限って、そもそも興奮しやすいタイプなのであるから、お出掛けとか、ドライブといった状況だけで興奮して寝ようとはしないハズだという事だ。だからと言って、強い薬を服用させれば、先に挙げた様に、グッタリして見えたりする・・・という事(苦笑)。

これはなかなかややこしい選択である。どんな段階の薬を飲ませるのか?悩む所だが、まだ仔犬である為、無難な中間程度の強さの薬を処方して頂く事にした。

飲ませ方としては・・・、

  1. 出発前の12時間前から、絶食する事。
  2. 出発前の8~12時間前に1回目の服用をさせる事。
  3. 出発前の2時間前から、飲料も絶つ事(道中も水だけは飲ませても良いがそれすら吐く)。
  4. 出発前の1時間~30分前に2回目の服用をさせる事。

だそうだ。今回、サクラちゃんには先ずこの方法を試してみたいと思う。今日も病院への片道1時間ほどの距離で、2度も嘔吐したサクラちゃん。食事は3時間以上前に与えていたけれど、吐いてしまい、辛くてずっと唾液も垂らし続けていた為、病院に到着した時には既に疲れきっていたのだ。

車に乗る事が気楽になれれば、色々なお出かけが出来て幅広く色々な事が楽しめるのだから、なんとか克服させてやりたいもの。その一貫として、一つの方法として、酔い止めの薬という選択も止むを得ないであろう。頑張って克服しようね!

本日の料金もなんだか格安な気がする私。本日のお会計は・・・

  • 飲み薬     1,080円
  • レントゲン    5,000円
  • 飲み薬     1,260円
  • 消費税       367円

合計   7,705円

またしても初診料とか診察料といった費用は入っていないのだ。これでは病院の稼ぎが無いに等しい様に思えてくる。先生&看護婦の皆さま、何時も、何時も、すみません!!!ありがとうございます(深謝)!!!

さてと、26日(火曜日)のリマ君の手術は、私が立ち会って執刀されるが、いかんせん自宅からの距離がある為に、入院中に通って見舞う事が難しい。そこで保護主さんに電話を入れて、リマ君のお見舞いに通って頂く事にする。幸い保護主さん宅から病院までは近いのだ。また、リマ君自身は病院の先生も看護婦さんも知っていて、ご飯を貰って、散歩もしてもらっていたのだから、お気に入りの場所だけど、そこで保護主さんにも入院中のお見舞いをして貰えれば、元気も勇気も100万倍ではないだろうか?という単なる私の想像である(笑)。

元気に走り回れる様になろうね、リマ君!

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2005年6月30日 (木)

 年に一度は予防接種の日♪

年に一度は混合ワクチンを接種している我が家。しかし、今朝からアンブロシアさん(ラブラドール・レトリーバー♀10歳)のクチビルが異様に片側だけ腫れ上がっていた。それより数日前からは、リッちゃん(オーストラリアン・シェパード♀まもなく3歳)の右マブタにブツブツができている。。。

彼女達にワクチンを接種できるか否かは獣医師さんの判断に任せる事にして、ウンチをした子達の便をそれぞれ袋に入れ、個々のイヌの名前を記述した付箋を各々の袋にセロテープで貼り付け、検便の為の準備完了。全員を車に載せて病院へと向った。

受付で先に診察券を出し、検査をしておける様に5匹分の便の入った袋を渡し、受付表を記入する。今日はより頭数が多いので戸外で待っている事を伝えておいた。待合室には数名の方が居た事と、この後からも来られる方が居るであろう事を想定し、場所を占領しない為の配慮である。事前に電話を入れ、時間を予約する等をしておけば、何処の動物病院でもご迷惑を掛ける事は避けられると考え、いつだったか先生にその事を伺った事があるのだが、こちらの病院では「予約をしても、急患が来れば同じですから、事前に予約はしなくていいですよ。」との見解だったので私はこうして普通に来院している。

車に戻ると改めてゆっくりイヌ達を降ろす。2頭引きや3頭引きのリードを駆使して、合計7頭を繋いだ。少し病院の周囲を歩き、トイレをさせ、入口の外の邪魔にならない場所でイヌ達と座り込む。待っている間にメモとして使っている小さなノートをトート・バックから引っ張り出した。

トート・バックにはイヌ達を動物病院に連れて行く際に常備しているグッズが常に入っている。中身はこんな感じである。

  • ペットシーツ 3枚
  • 赤ちゃん用のお尻拭き=ウエットティッシュ
  • ポケットティッシュ 3~4パック
  • タオル 2~3枚
  • ビニール袋
  • 小さいステンレス製バケツ(水を飲ませる為)
  • 病院での診察を記録したり、書類をイヌごとにファイリングしているもの
  • メモ用のノート

また予備として車内にもペットシーツやティッシュ、お尻拭きのウエットティッシュ、ビニール袋などは多めに積載しており、飲み水のバケツは2箇所に設置していつでも飲める様にしてある。

さて取り出したノートを開き、今日希望している診察内容の走り書きを再度確認する。聞きたい事や、教えて頂きたい事もそれぞれメモをしてあり、それらを読み直す。また体重を計った記録をつける為の一覧を作る。忘れている内容が無いか?を確認し終え、ノートを開きやすい様に今日開きたいページにペンを挟んだ。

診察と会計が終わってドアを出てきた方を確認し、待合室を覗き込むと入れるスペースが目に入る。ゆっくり待合室に入り、イヌ達を一頭ずつステイさせる。後から病院に入って来た方々には数の多さで必ず驚かれ、しばらく見ていた方々は、一匹たりとてゴソゴソせずに大人しく身を寄せて固まっている彼らに驚く。先日保護したばかりの柴ミックスの仔犬だって今日は先輩イヌ達を見習ってとても良い子にしているのだ。

いよいよ呼ばれて診察室に入る。通常どこの動物病院でも診察室は狭いもの。当然7頭のイヌ達と入れば身動きが取れない様な状態だが、彼らはとても大人しい。病院が嫌いな子は居ないし、先生や看護士さん達に触られたり何かされるのが嫌いな子も居ない。特別イイ事がある訳でもないけれど、良い子にしていられる彼ら。

先ずはアンブロシアさん(ラブラドール・レトリーバー♀10歳)を診察台に乗せる。体重は、31,30kg。検便の検査結果は異常無し。クチビルの腫れは、先生の見解としてやはり虫刺されの可能性が高いとの事。消炎剤を含む薬を処方して頂く事になった為、予防接種は延期する。消炎剤入りの飲み薬を服用している時にワクチンを接種してもその効果が弱いとの事。いわゆる、接種してもあまり意味が無いという事だ。

次にエンデュミオン(オーストラリアン・シェパード♂7歳)。体重は、24,65kg。検便の検査結果は異常無し。こちらは特に問題ないので、8種混合ワクチンを接種する。

次はルナちん(ミニチュア・シュナウザー♀7歳)。体重は、6,15kg。身体が小型である事と、年齢を考慮して6種混合ワクチンを接種する。

次はアルキメデス(ミニチュア・シュナウザー♂4歳)。体重は、6,80kg。ルナちん同様に、6種混合ワクチンを接種。

いよいよ、リッちゃん(オーストラリアン・シェパード♀まもなく3歳)だ。体重は、17,00kg。検便の検査結果は異常無し。右目マブタにあるブツブツは皮膚疾患の可能性が高いとの事。こちらも先のアンブロシアさん同様に、消炎剤を含む飲み薬を処方して頂くので予防接種は延期とする。

次にジャック(アメリカン・ピット・ブル・テリア♂2歳)。体重は、21,10kg。検便の検査結果は異常無し。去年の今頃はアレルギー性の湿疹で通っていたが、それも収まった今年は問題なく、6種混合ワクチンを接種する。

最後に柴ミックスのチビちゃんも診察台に乗せると・・・

「あれ?今日はもう大丈夫になったんですね。」と、口輪も何も付いていない姿を見て笑う。先生にも前回とは打って変わって落ち着いた様子がはっきり見て取れるらしい。チビちゃんも検便の検査結果は異常無し。前回頂いた、2回分の虫下しが効いて腸内寄生虫は一先ず出きった様子。しかしまたしばらくすると体内に潜伏している寄生虫が腸内に戻って来るそうなので、また折を見て駆虫した方が良いとの事。今後は季節柄、フィラリア駆虫用のチュアブルタイプの成分に腸内寄生虫を駆虫する効果もあるので、これを使用して一石二鳥の手段を取る事にした。本日の体重は、3,65kg。前回から全く増加していない。成長期なので、フィラリア駆虫用のチュアブルは1回分だけ処方して頂く事にした。

全ての診察が終わり、私もメモを取り終えて診察室を出ようとすると「あれ?リッちゃんの体重って何キロでしたっけ?」と先生。流石に頭数が多いと先生にも手落ちが出てしまう様子だ。症状や薬を説明しながら、診察し、おまけに私の質問攻めにも合うのだからかなり忙しいであろう。受付への配慮だけでなく、診察時にももう少し工夫をして受診できる様にしようと思った瞬間である(苦笑)。先生だけでなく、私自身もミスを少なくできる対策を取らなくては・・・と。次回から頭数が多い時には、予め診察希望の内容などを一覧にして渡せば確実に遂行できるかな???

診察室を出ると、私の番でいつしか待合室は埋まる程にヒトが溢れていた。長い診察時間だものね。済みません(汗)。受付に声を掛けて、イヌ達を車に載せに行く。一頭ずつを載せていると、先ほど先生の背後でワクチンを用意してくれていた看護婦さんが病院から走って出てきた。

「あのぉ、すみません!もう一度確認させて頂きたいのですが、ワクチンは8種と6種で、どの子に接種したのか教えて下さい(汗)。。。」

どうやら先生だけでなく、先生に「8種下さい。」「6種下さい。」と言われては手渡ししていた彼女も、かなり混乱していたらしい(苦笑)。これはいよいよ、「診察希望内容の一覧リスト」を事前に手渡しした方が良さそうである(笑)。何せそう聞かれた私自身ですら、先ほどのメモをひっぱり出して返答している位だからだ(爆)。

会計の為に慌てて院内に戻って行く彼女の姿を見ていてふと思い出した。そう言えば彼女は確か、アカネさん(ブリタニー・スパニエル♀推定8歳位=保護イヌNo,4=里親さんと巡り会い済み♪)の避妊手術の際に、まだインターン(見習い)として来ていた子で、長時間に及んだ避妊手術の際、顔色が真っ青になり、立っている事がままならなくなり、しゃがみ込んでしまったアノ子ではないか!手術中に先生が「イスを二つ持って来なさい。」と言って持って来させ、一つを私に勧めさせ、気持ち悪そうに彼女はしゃがみ込む様に座って見学をしていた、アノ子。アカネさんの代理飼い主(保護主の意)として避妊手術に平然と立ち会っている私。腹部内で癒着している子宮がなかなか見つからず、切開部分を何度も広く切り開いては腹部内を探し、ひっぱり出しては戻し・・・という先生の手元を(許可を頂いた上で)マジマジと覗き込み、一緒になって子宮を探していたこの飼い主。倒れるとか、気持ち悪くなるとか、全くもってナイかなり怪しいヤツ(とはいえ残虐なシーンの映像とかは大嫌いですが)。こんな平然としているオバサンが、いや、オバサンだからこそ若い女の子よりもトシをくっている分、平然としていて当然だとは思うのだが、いち飼い主ですら手術を逐一見学し、おまけに覗き込み・・・なんて事をしているものだから、気持ちが悪くなってしまった彼女は、どうにか「しっかりしなきゃ!!!」と思っては立ち上がろうと試みていたのだった。あの手術の後、やはり彼女は先生にお説教をされていたんだっけ。。。あの時の彼女、頑張って続けていたんだぁ・・・と思うと、なんとなく嬉しく思い、心からこっそりエールを送るオバサンである。

以前にもこの病院でインターンとして来ていた他の女の子が居たが、その子はアンブロシアさんの子宮蓄膿症の手術に立ち会っている際に、指示された薬剤を探し出す事すら時間が掛かってしまい、後でお説教を受けていたのを耳にしてしまった事がある。この子は数日後には居なくなってしまったのだった。手術を見慣れない事よりも、薬剤や器具を渡せない事の方が、根本的に問題あるものなぁ・・・と思わなくも無いが、立会い見学をする飼い主さんが居ようが居まいが、動物たちの手術には全身全霊・ベストを尽くしてもらいたい&尽くしてくれると思うのは、飼い主として「そうされて当然」と誰しもが考えている事だと思う。通常は全身麻酔を行う際、手術を行う際に『同意書』を書くものである(私はこちらで2度目以降からは書いた事がないけれど・・・笑)。だからこそ、そう思うのだと思う。

手術を見学していると、こうした出来事にも遭遇する。あの時のあの彼女が、立派になったんだなぁ~~~。と、傍から見ているだけの私でも、なんだか応援したくなる新米看護婦さんの成長ぶり。。。

さて新米看護婦さんの事を思いながら、微笑んでいると、今度は窓口で会計と処方する薬を用意しているベテランの看護婦さん。こちらの女の子はこの病院に私が通い始めた頃からずっと居る子だが、ベテランの彼女が手際よく仕事を遂行しているにも係らず、かなり忙しそうである。混んだ待合室には立っている場所が無く、会計を待つ私は窓口の傍に立っていた。

ベテランの彼女の手元を見ると、他の仕事もこなしながらうちの薬も用意している。こちらの病院では、○月○日朝用とか夜用という記述もしながら、1回分ずつをパッキングしてくれるのだが、薬の多い今日は混乱しつつ数を数えている姿が見えたので、窓口から彼女に声を掛け、パッキング不要の旨を伝える。

「すみません~。」と言いつつ、今度は先の考えをリセットし、新たな提案に即座に対処してくれる。アンブロシアさん用の薬を2種類。リッちゃん用の薬を2種類。それぞれ薬の種類も異なり、飲ませる数もそれぞれ毎日減少する形で変化する為、数を再確認してメモを付けてくれた。さて、お会計。。。

  1. 診察料      2匹          1000円
  2. 予防接種6種  3匹 X6000円  18000円
  3. 予防接種8種  1匹          6500円
  4. 糞便       5匹 X750円    3750円
  5. 内服薬     (アンブロシア)    1780円
  6. 内服薬     (リッちゃん)      1980円
  7. フィラリアチュアブル(柴ミックス)    900円

合計 =   35,605円也

診察料が、2匹だけ???先生はとても良心的なのだ。もちろん看護婦さん達も。。。いつもいつも申し訳ないと思いつつ、ありがたく思う。病院の皆さんの善意を無にしない様に、頑張らないとね♪

痛い出費ではあるけれど、イヌ達に『元気で長生き!』を望むなら、必要最低限の事だと私は考えている。まあ、痛いと言えば今年の4月に、横浜の掛かりつけ動物病院で狂犬病予防接種を行った時の費用の方が、これにも勝る額(苦笑)。

2005年4月17日の内容をご紹介すれば・・・、こんな感じだ。

  1. 狂犬病予防接種(継続)     3800円X5匹     19000円
  2. 狂犬病予防接種(新規)     6800円X2匹     13600円
  3. フィラリアチュアブル       2000円X6個     13200円
  4. フィラリアチュアブル       1300円X4個      5200円
  5. フィラリアチュアブル       1800円X4個      7200円
  6. フロントライン(スポットオン)  1900円X6個      11400円
  7. フロントライン(スポットオン)  1700円X4個       6800円
  8. フロントライン(スポットオン)  1500円X4個       6000円

合計 =   82,400円也

フィラリアのチュアブルやフロントラインが頭数分ずつ無いのは、ストックが冷蔵保存されているからで、不足した数を補充する様に頂いたので、数字が揃っていないだけだ。しかし、いずれも一ヶ月に1回は一頭のイヌに使用するものなので、これからイヌを飼おうと思う方は参考にして頂きたい。

飼い主としての義務を遂行しつつ、かつ愛するワンコの「元気で長生き」を望むのであれば、これは当たり前の出費になります。むろん、一頭ずつ換算すると一度に8万円の出費なんて手術や入院でも無ければありえませんけれどね(笑)。

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2005年6月21日 (火)

改めて動物病院へ

Pict9849 柴ミックスを保護した昨日は行きそこなった動物病院に、今日こそは・・・と向った。家を出発し、昨日保護した場所に差し掛かった時、速度を落とし、ざっと現場検証する。昨日もあった中身の入っていないキャップの付いているペットボトルと、中身の入っていない紙パックは落ちている(これはこの子のものと思われる歯形が付いていた)。その傍らに、昨日の記憶では薄かったのだが、やはりダンボール箱が一つだけあった。

ダンボール箱にゴミを入れて不法投棄した形跡では無く、中身が入っていないダンボール箱がこの所の雨によってびっしょりと濡れ、濡れた事によって箱が潰れた様子が伺えた。

もしかしたら、この柴ミックスの子はあのダンボール箱に入れられ、ここで捨てられたのかもしれない。幼く、一人ぼっちだから他に行き場が無く、そのままこの場所に留まっていたのかもしれない。診察時間があるので、ダンボール箱そのものを検証するのは止め、病院を目指した。

この子は自らバリケンネルに、なかなか入ろうとしない。箱に入れられて捨てられたのであれば、箱状のものに入るのはむしろ『怖い&不快&一人ぼっち』というトラウマにより入りたくなくて当然なのである。

サイズ100のバリケンネルが車内に2つ。一つには子ネコの姉弟が。もう一つには柴ミックスの仔犬が入っている。いずれも落ち着いた様子。いや、子ネコの姉弟は車とかドライブとかそんな事はお構いなしに、ずっとプロレスごっこをしている。二匹で遊び飽きると、バリケンネルの目の前にあるアンブロシアさんの尻尾を叩いて遊ぶ。この子達のお陰で私はネコについてもかなり勉強をさせて貰った。ネコ達も社会勉強の必要な時期があるという事や、ヒトや他の動物と暮らす事を教えると、かなり沢山の事を学習するのだという事を。

病院に到着する。道中、ドライブで踏ん張ってしまったからなのか、バリケンネルの中でウンチをしてしまった柴MIXの子をキレイにし、バリケンネルの中を清掃する。診て頂く頭数が多い時には、車内にイヌ達を残したまま、先ず診察券だけを出す。今回は受付でこう記入する。

* 子ネコ2匹・・・追加の混合ワクチン接種

* アルキメデス・・・相談

* 新規・・・問診・その他

他の来院の順番を考えると、あまり待たなくても済みそうだったので、ゆっくり車からバリケンネル2つを待合室に運び込み、最後にアルキメデスを連れて来る。リッちゃんジャックの里親募集のポスターに貼ってある連絡先を記述した付箋の数は一向に減る気配が無く、苦笑する。リッちゃんはともかく、ジャックは闘犬種という事もあって、早々ご縁が発生する・・・なんて期待はしていないのだが(生涯、私が飼育する覚悟という意味)、リッちゃんは一頭だけの飼育をされると、とても扱いやすいお嬢さんである為、良い縁があってもいいのだけどなぁ。。。と少々うな垂れたりする(苦笑)。

こうしてシーズーちゃんが居なくなった途端に柴ミックス・・・と、今年に入ってから予測していた(感が働いていた)通りに、立て続けにイヌ(ネコも)を保護している。落ち着いた子から順次ご縁が発生すれば、私一人で行っているこのシェルター&保護活動もなんとか上手く回転して行くであろうが、ただ保護ばかりを一方的に行い、迷子を受け入れ詰め込んでしまっては、逆に良かれと思ってしている事が無意味となってしまう。

どのイヌもある程度平穏で、ある程度の程よい刺激がある位なら大した問題は発生しないのだが、ヒトの手が不足するという事は、グルーミングも手抜きになり、その他には肝心の躾け直しが捗らなくなっても行くという悪循環が発生する。

そうすると今後は遺棄されたイヌを見かけ、保護するチャンスがあるにも係らず『無視』しなくてはならないという事なのだ。これはかなり辛い事。保護し、心身ともに健全になり、自分らしさを取り戻して生き生きと復活する彼らを見過ごす事は、本来なら私には出来ないだろうが、諦めざるを得ないという事か。。。

そう苦悶していると、顔馴染みの看護婦さんが待合室まで出て来て私の前で立ち止まった。

「ネコちゃんたち、大きくなりましたねぇ♪今度はどんなワンちゃんですか?」

とバリケンネルを覗き込んで声を掛けてくる。私の次の順番の方は短時間で終わる診察だそうで、順番を交代させて欲しいとの提案があった。別に不服は無い。何故なら別段私がいつも、保護イヌまで連れて来て大枚をはたく『上客』という訳ではけして無いから(笑)。保護したイヌで、遺棄されたイヌでもあるとなれば、理解ある&獣医師としての使命感を持ち続けている先生であれば、費用はディスカウントをして下さるからだ。しかし、それは私が「保護したんです~」というウソを毎回付いていない証拠がれっきとした証拠として、目の前のイヌに証明されるからである。

順番を交代してしばし待っている間に、午前中の診察時間に滑り込みで3組程の来院がある。待合室では初対面同士で会話に花が咲く事もあるが、そうでない時もある。黙って座っていたその時、ジャックラッセルテリアの仔犬を連れたご夫婦が、アルキメデスを見て話しかけて来た。

「シュナウザーですよね?何キロ(体重)位あるんですか?」

「だいたい7キロぐらいですよ。」

「結構、大きくなるんですね。実はうちの子、ジャックラッセルテリアとミニチュア・シュナウザーのMIXなんですよ。だから、どの位の大きさに成長するのかなと思っていたんです。なるほど~。この位にはなるのかしら。」

「なるほどぉ。この子は7キロぐらいですけど、この子の母犬は6キロぐらいですよ。今、車内で待たせていたので入られる時にもしかしてお気づきになりまでんでしたか?ミニチュア・シュナウザーの場合には、大体そういう体重だと思いますよ。」

「ラブも乗っていた車ですか?何匹飼っていらっしゃるんですか???」

「え~・・・・今は、イヌが7匹に、ネコが2匹です。」

「スゴイですね!!!」

そしてご夫婦同士が英語で(ご主人は外国の方。奥様は日本人というご夫婦)あ~でもない、こ~でもないと会話をし、また話しかけてくる。結局、何故私がそれだけの数を飼っているのかという話や、待合室に貼ってあるポスターを見ながら会話が弾む。ご主人は時折英会話を織り交ぜて話すので、いつしか私も所々英語を使って会話をするが、いかんせん大した英会話力でも無い為に、奥様の通訳とご主人の感の良さに助けられつつ会話を進めた。

ご主人はイギリスの方だそうで、イギリスではミニチュア・シュナウザーを見た事が無かったとおっしゃっている。またオーストラリアン・シェパードのリッちゃんのポスターの写真を見ながら、このイヌも見なかったと思うとも語る。そしてとても美しい犬種だね、とも絶賛していた。そして目線がジャックのポスターへと移り、何犬かと聞いてくる。

アメリカン・ピット・ブル・テリアだと答えると、そのご主人は絶句してしまった。

「ピット・ブル???ホントに???そうか、日本では飼ってもいいんだ???」

頷くとご主人は機関銃の如く奥様と私に話し始める。

「イギリスでは飼育禁止なんだよ、この犬種。物凄くパワフルで、危険だという事でダメになったんだ。」

「あっ、そうそう。イギリスではそうなんですよね。他の国でも飼育禁止になっている所があったと思いますよ、確か。」と答えると、奥様も、待合室でこの会話を聞いていた他の方々も目を見開いてとても驚いた。興味の対象に入っていない犬種だったりすると、やはりあまり耳にしないし目にしない話題なのだろう。

「この子も保護したの?なんで?」とご主人から矢の如く質問を浴びる。

「元の飼い主さんがご年配の方で、この子をとても愛していたけれど、体力的にこの犬種のスタミナとパワーを扱いきれずに、アルファシンドロームにしてしまって、反省して手放されたんです。それを躾け矯正しました。今ではすっかりグッド・ボーイですよ。」

周囲は胸を撫で下ろすかの様な「ホッ」とした表情に変わる。今日は連れて来て居ないのだから、そんなに怯えなくても・・・と苦笑しつつ、ご夫婦と会話を続ける。

「イギリスで飼育禁止になったのは、公園で7歳の子供の頭部に噛み付き大怪我をさせた事件があったからなんだよ。頭部が完全にメチャクチャに噛み砕かれたそうで、当時物凄い話題になった問題だったんだ。」

私もそういう詳細は知らなかったが、その性質には十分に納得が行くと返答した。しかし、アメリカン・ピット・ブル・テリアはとてもスマート(頭が良いの意)な犬種だから、正しく接して躾ければ素晴らしいイヌになるのだと説明を補足する。また私も聞きかじりの話題だがアメリカだか何処かの国ではこの犬種が救助犬として認定されているという実績もあるそうだと付け加える。確か一頭だけだそうだとも。

そうして待合室で盛り上がっていると順番がやって来た。診察室にバリケンネル2つを運び込み、アルキメデスを連れてドアを閉めると、先生の背後には見慣れない男性が二人立っている。先生の所にも研修医が来るのかな?と思っていると、真っ先に先生はこう説明された。

「○○中学校から見学に来ている学生さんです。良かったら見学させて下さい。」

言われて見れば、確かに顔が若い男の子。服装も良く見れば揃いのジャージ姿ではないか。なるほど、なるほど。昨今ではこういう少人数での見学みたいな事も教育の一環として行われているのだろう。そんな訳で、先生も『動物病院』をテーマに選ばれたという嬉しさがあったのか、いつもにも増して丁寧ではっきりした口調で問診を始めた。なんとなく私も先生のその言動につられて返答をする。二人とも青少年の手前、クソ真面目な状態・・・といった所か(笑)?

そして彼らの見ている位置からは見え難いであろうと思って、先生も私も診察台を挟んで立つ位置を何時もより意識してずらす。

先ずは、三毛の♀の子ネコの体重を計ると、1.35kg。体温も平熱で異常なし。耳も目も歯も異常なし。追加接種の4種混合ワクチンを打って頂く。

次に、茶トラの♂の子ネコの体重を計る。1.60kg。こちらも体温は平熱。耳も目も歯も異常なし。先同様に4種混合ワクチンを済ませる。

先生が前回の二匹の体重を見ながらこう付け加える。

「前回から一ヶ月経ってはいないけど、三毛は450gで、茶トラは600gの体重が増えていますね。通常、平均すると450g/1ヶ月というスタンスで増えて行くんですよ。でも、別に異様に太っている様子でも無いし、二匹とも健康状態に異常は診られないので、問題は無いでしょうね。単に育ちがいいといった所でしょう。」と笑う。

そしてアルキメデスを診察台に乗せると、体重は7kg。

「相談って、どうかしましたか?」と見た感じ何の異常も見当たらない為に先生は首をかしげた。今回は『交配・出産』について教わりたいと伝える。私の持っているそれらに関する書物では「血統の遺伝型をみる」とか「遺伝子型(形質)を調べる」とか、「染色体を調べる」といった事柄が書かれていた話をする。アルキメデスをお婿さんとして先日出逢った方のお宅のお嬢さんと交配すると仮定した場合、計画的に生まれてくる子犬に遺伝性疾患が伝わらない交配を出来る限り選択したい(劣性遺伝が伝わる可能性が高いのであれば交配を諦めるという意味)と思った為、予め検査し判別できるのであればそうしたいという事や、それらの検査はどういったものであるのか?等を教わりたいと付け加えた。また更に繁殖について詳しい専門書があれば紹介して頂きたいとも。すると先生は苦笑しつつ答える。

「繁殖については、私は一切判りません(笑)!今までそういう必要が(一般的は開業医であった為)無かったという事もありますが、大学の獣医学部で繁殖についてのそういった内容・分野を学ぶ授業は無かったんです。多分、今も無いのではないかなぁ?とにかく遺伝子型の検査って・・・?本を見せて頂けますか?」

要所に付箋を貼った本を手渡すと先生もうなりながら目で文字を追う。そして私とは異なる視点で本に書かれるメッセージを読み取って下さった。

「この本って、専門分野ごとに数名の獣医師で書いてるでしょ?おまけにその獣医師の連絡先もあるし。記述している記事ごとに先生の名前も書かれているから、直接判らない所を聞いてみるっていう方法もある。消して失礼じゃないと思うよ。こうして名前も連絡先も明らかにしているからには、むしろ質問が来ればそれは嬉しいかもね。不愉快とか迷惑ではないよ、きっと。」

なるほど確かに、言われてみると記事ごとに獣医師の名前が書かれている。ならば、判らない事は書いている当のご本人に伺ってしまった方が早いではないか。という事で、何もされる事無くアルキメデスはあっさりと診察台から降ろされる事となる。

いよいよ最後に柴ミックスちゃんを診察台に乗せる。口には口輪を装着してある。昨夜の状態では、まだ先生に噛み付く恐れがあるからだ。ざっと保護状況と、事情、及び私の所見を説明すると、先生は丁寧に診察を開始する。この先生は、私が保護したイヌを連れて行く度に、一生懸命に診て下さるのだ。むろん、私の素人所見も頼りにしなくては短い時間で診察する事は難しい。し