2006年6月24日 (土)

里親さん募集の一時停止~ランちゃん~♪

Ran025thumb お陰様でミニチュア・ダックスのランちゃんのお問い合わせが多数寄せられております。ランちゃんの為に、本当にありがとうございます。

メール・フォームの受信した順にお話を伺っておりますので、返答のメールがまだ届かないという方は、今しばらくお待ち下さいませ。

遠方でお届け不可能な地域の方は、申し訳ございませんがお断りをさせて頂きました。

ドッグ・ホームでの里親募集は、関東及び近県の里親さんに限定をさせて頂いております。

里子達はトライアル開始日に、管理人=AMB MAM(アンブ・ママ)自らご自宅に直接お届けに伺いますので、ドッグ・ホームの都合上、どうしても遠方の方はお断りせざるを得ません。。。どれほどランちゃんに適した条件であったとしても、「品物」として発送する事は、どうしても私の考えにはありませんので、どうぞご了承下さいませ。

現在3家族の方と、メール・フォームの到着順にお話をしておりますので、ランちゃんの里親募集は一時停止とさせて頂きます。

重ねましてご理解を宜しくお願い申し上げます。

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2006年6月 8日 (木)

ランちゃんがやって来た♪=(里親募集 KH-No,6)♪

Ran001 ミニチュア・ダックスのランちゃん(♀)が先月5月17日にドッグ・ホームにやって来た。

ランちゃんはボランティア(KH)さんの御宅で一時預かりされていた子である。

今のランちゃんの姿や様子を見た方は、保護された時のランちゃんの様子が想像を絶する事実に必ず驚かれる。今のランちゃんを前にして、その当時の様子が想像出来ない程にリハビリが終わり、躾け直しが完成しているからだ。

保護されるまでの経緯あらすじを以下に連ねます・・・。

  • 2003年10月末頃誕生
  • とある釣り宿オーナーが入手
  • オーナーは仕事柄、釣り船に客を乗せ、釣り場へ案内し、数日間宿に戻らない事も当たり前の生活
  • 釣り宿の一室=8畳を与えられていた
  • 畳張りの8畳には新聞紙が常に敷き詰められていた
  • (ランちゃんは)その畳の部屋から外に出た事が無い
  • 散歩はした事が無い
  • トイレは用意されておらず閉じ込められた室内のいたる所でしっ放し。
  • 食事は釣り宿の残飯
  • 食べ物は置きっ放し=与えっぱなし
  • 体罰をされていたフシがある

という状態で暮らしていたランちゃん。これを見かねた、ある方が譲渡を申し出てレスキューをした。・・・と一見、美談に思えるがこれでは終わらない。

最初にレスキューをした方は、当時、保護活動の経験や知識とは縁遠い普通の暮らしをしていた、普通にイヌ好きの方であった為、想像を絶する程ランちゃんに手が掛かる・・・という事に短期間で閉口してしまったのだ。ありがちな話しだ。

私はいつも「一時の感情だけで保護をしなくて良いと思っている」という事を言っている。「カワイソウ」だという感情だけでは、その後の「躾け直し」という想像を絶するタスクに立ち向かえないからである。途中で投げ出す位なら、最初から手を出さない方がそのイヌの為だ。それでも何もしない事に罪の意識を持つのなら、手を出す前に保護活動をしているヒトに相談をしてみる事である。しかし「あそこのイヌ(ネコ)が、カワイソウだから、よろしく~~~。」というのでは、相手は困惑するか怒るであろう。どこの保護団体・グループに問い合わせるにしても、誠意を持って実名を名乗り、自分の連絡先を告げた上で問い合わせをして貰いたい。実名と連絡先を告げたくないのなら、あなたが「カワイソウ」だと思ったその感情は日常の一こまだったに過ぎず、1ヶ月もすれば「カワイソウ」なイヌやネコを見た事も忘れてしまうであろう・・・。いつまで経っても頭から離れず、忘れられないような内容なのであれば、その事に対してあなたは何かをすべきだという事。10人10色なのだから、皆が皆イヌ・ネコの保護活動をする・・・という事では無いのだという事。貴方には他に適したすべき事があるはずなのだから、別のジャンルで貴方の力量を発揮すれば良いのだ。

その方は独自のレスキューからおよそ1ヶ月前後で、完全に根を上げ、『安房犬猫の会』にヘルプを求めたのだった。

一時の情念で独自のレスキューをし、その後の展開を予測していなかった事は失態かもしれないが、幸いヘルプを求めた先が正しい選択であった事は確かである。

その正しい選択のお陰で、『安房犬猫の会』の方を通じ、保護活動の経験と知識を十分に持っておられるボランティア(KH)さんの元へと、ランちゃんは身柄を移した。この時、2004年7月、そしてランちゃんは生後9ヶ月になる頃の事だ。

このボランティア(KH)さんは、ドッグ・ホームの為に多々ご協力&御尽力下さる方である。ですがそのご恩返しとしてランちゃんを預かった訳ではなく、またKHさんがランちゃんの飼育放棄をした訳でもけしてありません。事情を含めてランちゃんの里親募集についてご説明を連ねたいと思います。

ランちゃんを含めて、KHさん宅には元々ご自身が飼っていたミニチュア・シュナウザーのエルザちゃん、そして保護しているラブラドール・レトリーバー、ミニチュア・シュナウザーのサラちゃん、そしてキソデ アオボウシインコが居ました。

元々飼っていたミニチュア・シュナウザーとは、ドッグ・ホーム園長補佐のアルキメデス君の許婚=エルザちゃんです。そろそろ3歳になるエルザちゃん。一時預かりの疾病を抱える保護イヌ達を多々見送り続けた末、保護活動を引退した(とご当人は思っていた)後、仔犬のエルザちゃんを迎え入れる事を決め、自宅に届けられる前日に突然、月齢が少し年上のランちゃんを一時預かり。現在エルザちゃんはアルキメデスの子供を妊娠中。KHさんも私もブリーダーをする考えでは無いので今回の出産後にエルザちゃんは避妊手術をします。これについて詳しくはまた別記事で記します。

ラブラドール・レトリーバーの子は、庭に繋がれっ放しのまま、食べたいだけ食べ物を何でも与えられ、病的に太ってしまい、月齢が進むほど大きくなる身体と力に持て余した飼主が飼育放棄した子・・・。中年期になる年齢ですが、未だにハイパーな気分も残っているラブの女の子。いずれこの子もドッグ・ホームで躾けの最終仕上げをする予定ですが、優先順位の都合上、現状ではそれは何時になる事か・・・。

ミニチュア・シュナウザーのサラちゃんとは、現在、里親募集を一時停止している(KHーNo,3)の子で、プルシャ君の元妻です。現在もフィラリア症と肝機能低下などと闘いつつも、普通の家庭で普通のワンコとして暮らすべくトレーニングは順調に進んでおり、現在では自らの存在価値を見出すまでに至っています。ただ単に取り上げられ、小遣い稼ぎの為だけに、離乳後即座にまとめて売り飛ばされて行った仔犬達、そんな出産を経験し続け、辛い思い出しかなかったであろう「妊娠と出産」だったはずですが、同居中のエルザちゃんの妊娠を期に、まるで実の我が子の初産に付き添う「母」の様に見事なまでに初めての妊娠に戸惑うエルザちゃんの介護に徹しています。サラちゃんやドッグホームに居る元繁殖犬達=保護イヌ達の数々のトラウマを見ているKHさんと私は、エルザ&アルキメデスの交配&妊娠&出産をキッカケに、「幸せ」を疑似体験させたいと考えています。現在この計画に思惑通りハマりにハマっているサラちゃんです。もうすぐ皆に見守られる「幸せ」な子育ても体験させてあげられるでしょう。

キソデアオボウシインコも、保護されたインコです。キソデアオボウシインコについてご興味のある方は「LIFE STYLE ~アオボウシインコ」(個人のブログ)をご参照下さい。KHさん宅に居るキソデアオボウシインコは、ある保護団体が警察署に依頼され保護した迷子のインコでした。その保護団体には常時イヌ・ネコが大多数保護されており、施設も設備も充実していますが、たった1羽のインコの居場所を確保は出来ても世話まで行き届かず、KHさんに緊急で一時預かりを頼んだのが10年ほど前の事・・・。この種のインコは寿命は50年。現在30歳位と思われるこの子の余命は単純に計算してあと20年。ご自身の年齢を考えて、KHさんはこの子の里親募集もしています。

この様なKHさん宅のイヌ事情ですが、ご自身がこの状況であるにも係らず(おまけに家庭内でも実にご多忙な方である)、保護活動を引退するつもりだったのに、何の因果なのか?現在活動を始めたばかりで保護の絶えないドッグ・ホームのイヌ事情を懸念し、躾け直しが完全に終わっているランちゃんを里子に出される事を決められたのです(ランちゃんを当初保護した「安房犬猫の会」さんのご承諾の上で、アンブロシア・ドッグ・ホームから里親募集を開始しています)。時期を見て後日、ドッグ・ホームからミニチュア・シュナウザーのマルクス君を一時預かりして頂く予定となっています。先のサラちゃんにも、ドッグ・ホームの保護イヌ達にも、ランちゃん程の躾け直しが完成するまでには、まだまだ時間が必要ですから、こうした形をKHさんは選択して下さったのでした。

KHさんは、これまでの20年間で、ある神奈川県の保護団体で(現在ではすっかり大きな団体ですが、その会の立ち上げ当時にKHさんは大きな貢献をしています)10年以上に渡ってそちらで活動に携わってこられ、その後(今から)千葉県への転居を期に「安房犬猫の会」さんとの交流も10年間ほど続いており、そしてドッグ・ホームの園長補佐アルキメデスが目に留まった事をキッカケに、単独の保護活動をしているこのドッグ・ホームのお手伝いを始めて下さった方です。実はこの方が、以前他の記事にも記したグレート・ピレニーズを見送った経験のある方・・・なのです。

背景説明が長くなりましたが、ここでランちゃんに話を戻しましょう。

KHさん宅に保護されたランちゃんは、当初から1年以上掛かってトイレ・トレーニングをしてきたそうです。先に述べた通り生後半年以上もの年月に渡って、8畳の一室に閉じ込められ、散歩も全く無く(病院に行った事も無い)、自分の居る空間全てがトイレだったランちゃんにとって、KHさん宅に居住スペースが移動したというだけで排泄に対する新しい認識を持つ事が困難だった訳です。

その為ランちゃんの主な居住スペースだったKHさん宅のリビングダイニングは、ランちゃんが来たと同時に全てがランちゃんのトイレスペースになってしまったのでした。その間の被害は相当なもので、コタツ布団は数枚買い替え、敷物や他のファブリック類も捨てるしかない状態が続いたという事。

一つの居室内の、決められたトイレスペースで完璧に排泄が出来るまでになったのが、およそ1年掛かりだった・・・という事です。

そして保護当初から、虐待の痕が多々見られ、手を出しただけで悲鳴をあげ、怯え、失禁していたそうでもある。この面のリハビリは現在ではほぼ完全に矯正済みだが、虐待のリハビリは「時」が解決する部分も多様にあり、ランちゃんも2年掛かりだったという事だ。

魚料理を中心とした残飯がゴハンだったランちゃんにとって、今でも残された躾けトレーニングの課題となっているのは「ヒトが食べているものをとりあえず何でも欲しがってみる」という事だけである。保護当初は肉の入ったもの、ドッグフードというものに全く口を付けず、なかなか食べようとしない子だったらしい。何故魚料理中心で暮らしてきた為、お肉を食べたがらなかったのだ。

また保護期間中にKHさん宅で故意にヒトの食べ物を与える様な事は一切していないが、「何時でも食べて良い」クセの付いていたランちゃんにとって、テーブルの上のヒト用の食事を自分が食べてはイケナイという認識がなかなか持てなかった事、そしてドッグフードを出されても食べていない=お腹が減っているのだから、当然、保護当初は目を離した隙に盗み食いが頻発しており、それが「イケナイ」事なのだと認識を持つ様になった現在でも、飼主側が食べ物の管理については徹底しておく必要はある・・・という子です。うっかりすると食べられてしまう事もあり得るという事。

現在のランちゃんは・・・

ヒトが大好きで、来客も大好き&大歓迎の甘えん坊さん。

抱っこも大好き。ブラッシングも大好き。お風呂やグルーミングは全て大人しくさせ、散歩も側歩ができ、自分本位(行きたい方にひっぱるなど)に歩く事は無く、帰宅後の足拭きも喜んでさせます。爪切りや耳掃除も大好きです。

留守番も半日程度なら可能。

トイレはペットシーツで完璧に出来ます。留守番時などに(当然ですが)交換されないペットシーツを、何度でも上手に使ってくれる子です。

他のイヌとの社会性についても高得点で攻撃性もありませんが、多頭飼育の里親さんである場合には、『同犬種で年上のオス』の先住犬の居るご家庭か、ランちゃん1頭だけを迎え入れる(先住犬が現在居ないご家庭)が最も適している環境だと思われます。

『同犬種でメスの先住犬』が居る場合には、互いの性質を良く見極めた上で相性を見極める必要があるでしょう。

これはランちゃんが元々、甘えん坊で少し繊細な面を持つタイプの性質であり、かつダックスの性質も持ち合わせている為です。

ドッグ・ホームに移動をしてからは、これらの躾けの総仕上げを始めています。クレート・トレーニング、バーク・コントロール(吠え声のトレーニング)、食べ物に対するコントロールなどが現在のタスクです。トラウマのリハビリや、全般的な躾けはKHさん宅で完成しているので、ドッグ・ホームでは付加している・・・といった具合になります。

ランちゃんの食事はKHさん宅の頃から、ソリッド・ゴールド・フント・フラッケン&サプリメント数種類です。

ドッグ・ホームに来てからのランちゃんは・・・

園長アンブロシアさんの顔を見上げながら、アンブロシアさんの横で側歩しつつ散歩をしています(←私が常時、複数頭を連れて散歩している為、ランちゃんに私の横で側歩させられない事により、この様にしていますがランちゃんも自ら強要しなくてもそれを実践しています)。

夜寝させる時には、本来クレート・トレーニングをしているドッグ・ホームですが、KHさん宅でのランちゃんの保護期間の生活状況から、特別に現在はヒトと一緒に寝る事を体験させています。喜んで布団の中に入り、大人しく寝てしまいます。

一人で留守番も出来ますが、基本的にヒトの傍に居る事を好むタイプの子なので、留守番をさせるよりも同伴出来る場合には連れて外出をする方が良い様です。車でドライブは大好きです。買物の間に車内で待つ事は出来ますが、他人の姿が目に入ると怖がって吠えてしまう為、車内で待たせる時にはキャリー・バック等に入れてあげると安心する様です。

バック・ヤードでフリー・タイム(イヌ達のノーリードの自由時間)では、時々ジャックをからかって遊んでいます。また園長補佐のアルキメデスとははしゃいでカケッコをしています。

トイレの失敗は新しいトイレの場所を数日で把握した後から全く無く、完璧です。

食事はKHさん宅でもドッグ・ホームと同じもの&同じ内容のものを与えていますが、環境が変わった事により、2日間ほど、遠慮をする様な挙動を見せながら与えられたものに口を付けようとしませんでした。これは臆病な面による影響と思われ、食べる様になってからはいつも完食しています。しかし、目新しいサプリメントが1種類(耳掻き2杯分程度)追加されただけでも、口を付けない・・・という事がありました。これもすぐに慣れて気にせず食べる用になっているので、現在でも「食器を与えられたら気にせず食べる」事に慣らしています。

飲み薬については飲んだフリをして上手にコッソリ吐き出してしまう子なので、上手に確実に毅然とした態度で飲ませる事ができないと難しいようです。

譲渡までの流れについては必ず < 里親ご希望の場合・お引渡しまでの流れ > でご確認下さい。そちらに記されている内容と異なる点としては、ランちゃんの場合のお見合い(面会)では、保護主であるKHさんを含めてドッグ・ホームで行います。またトライアル開始時にお預かりする保証金の3万円は、トライアル開始時は一端ドッグ・ホームでお預かりし、トライアル期間満了した後に、保護主のKHさんに全額をお渡しするという部分で異なります。

まだまだ記述漏れ&説明が不足しているかもしれませんので、ご質問のある方はお気軽にこの記事にコメントを残して下さい。記事にコメントを残される場合には個人情報を明かさない(記さない)様にお気を付け下さい。

直接のメールによる無記名・電話番号など連絡先の無い問い合わせに関しましては対応(返答)致しかねます事をご了承下さい。

それらをご了承の上で、ランちゃんの里親希望の方は以下のメール・フォームよりお申し込み下さい。以下のメール・フォーム以外からのお問い合わせにはご返答致しかねますのでご留意下さい。

< アンブロシア・ドッグ・ホーム☆里親希望メール・フォーム >

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