この所、アンブロシア・ドッグ・ホームでは、バリケンネル内での粗相が頻発している。
主な犯人(?)は、ポルスレーヌ(又はポインター)のカノンちゃんだ(苦笑)。そして今日は、カノンちゃんのウンチの粗相に加えて、トイ君までも粗相をしていたのである。
そのトイ君。実は昨年の12月からずっと、アンブロシア・ドッグ・ホームに滞在しており、参考の為に私が様子を見たいという理由から、保護主さん=ホームのボランティアさんにお願いをして預かっているのだ。出来れば、この子の里親募集の記事を作成するに当たって、私が状態を観察したかった事もあり、今後の参考の為にトイ君を師とし、学ぶ為でもある。
そんなトイ君だが、名誉の為に真実を語ろう・・・・・・(って、それ程の内容でもありませんが・・・汗)。
ウンチの粗相をしてしまったのは、トイ君が悪い訳ではない。誰が悪いのかと言えば、私である(苦笑)。そして、トイ君は、本日たった1回限りの粗相。そしてそして、その理由はトイレに出るまでの間、かなり待たされたという事と、皮下脂肪をもう少し付けるべく食事の量を増やされていた事が原因だったのである。
カノンちゃんも同様で、保護時に激痩せしていたのだが、寄生虫駆除をしても、食べたものがなかなか身にならず、体脂肪率が上がらない。脂肪が付き難いのだ。保護時から、かなり大目の食事を与え、飢餓心への気持ちが安定してきた頃合から、適度な量へと戻したのだが、やはりなかなか太らないので、数日前から食事量を再度増量していた事が原因であった。
イヌ達は、当然、食べたら、食べた分だけ排泄したい・・・・。なのに、私がうたた寝をしていたばかりに、十分にトイレに出して貰えなかったのである。
そう、私の管理に落ち度があったという事・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)。
この所アルキメデスの角膜治療の為に、毎日2時間おきに投薬を続けていた。私自身が完全に睡眠不足&生活リズムがガタガタになってしまっていた事が原因である。
獣医師の指示で「飼主さんが寝ている時以外に、2時間ごとの投与を。」
という指示だったが、そもそも獣医師に診察をして貰うまでに時間が空いてしまったの。
サクラちゃんのお見合いや、トイ・プードル君の引き取りという、関係者が幾人も居る約束事の期日を延ばす事は困難で、かつ、その合間に道中の動物病院に飛び込んでいるヒマも無く、角膜損傷からゆうに1.5日も間を開けてしまってからの治療開始(=投与開始)。
その為、治癒の進行が遅く、ほとんど目が開かないままの状態で不安に陥れてしまった事を私は悔やんだ。だからこそ、今、自分が寝不足になってでも、意地になって投薬を続けていた為、生活リズムが完全に崩れてしまったのである。
基本的に元々、アンブロシア・ドッグ・ホームでは、毎日必ず決まった時間に食事・トイレ・散歩を行ってはいない。だが、動作の関連性を覚えさせる為に、ある程度の規則性は設けてある。以下の事柄は、保護した子達にも、元から飼っていた子達にも、全員共通しているルールである。
ゴハンは、何時であろうが貰った時が食べる時。
出されたものは何でも食べる。
好き嫌いを言うと、ゴハンは他には出てこない。
食べたら、トイレをする。
決まった時刻ではないが、散歩をする。
散歩は決まったコースに行かない。
私が行きたい方向に行く。
散歩の時間は、短い日もあれば、長~~~い日もある。
・・・・・・・と、一見、物凄くいい加減に聞こえるかもしれないが、特に一から「家庭犬の暮らし方」を覚える子にとっては大変な事である。また、甘やかされてワガママになってしまったイヌにとっても、かなり難しい事柄なのである。
だが、一見いい加減そうで、実は単純なこれを覚える事により、新たな環境=里親さんの家庭に行った後に、イヌも条件付けが容易であり、里親さん側が世話をする時間やタイミングに苦労する事が少ないという利点がある為、私はシンプルなルールを教えているのだ。
そう、里親さんが与えた食べ物は、喜んで何でも食べる。
食後にトイレを促すだけで、排泄をする。
里親さんの都合の良いタイミングで散歩に出る。
里親さんの都合によって、短い散歩の日と、長い散歩の日とに使い分けができる。
・・・という事だ。
もしも、ここで毎日、
朝○時、起床
朝○時、トイレをさせる
朝○時、食事を与える
朝○時、散歩をさせる
午後○時、遊んであげる
午後○時、トイレをさせる
午後○時、オヤツを与える
午後○時、食事を与える
午後○時、散歩をさせる
午後○時、就寝前のトイレをさせる
云々かんぬん・・・・・・・・・・。と、一日のスケジュールを規則正しくそのイヌに教え込んでしまっては、里親さんの家で、その家庭の都合に合わせたスケジュールに移行するまで時間を要してしまう。その為に、当座の間、ドッグ・ホームと同じスケジュールを行って頂かなくては、イヌを混乱させる事になるという事だ。
もちろん、イヌが生活リズムを変更出来ない訳ではないが、「覚えるまでに時間を要する」という事。そして、そうした新たな家庭でのルールを、イヌと向き合って作り上げて行く事は、仔犬を迎え入れる時も、成犬を迎え入れる時も、全く同じであるという事。1から、1対1で面と向って付き合って行くという事。
例えば、今まで戸外飼育されていたイヌに、室内でトイレをしてはイケナイと教えるには、時間を要する。何故なら、犬舎にクサリで繋がれ、散歩に行くまでの合間は、自分の寝起きする犬舎の周りで排泄をしていたのだから、自分の居住空間が室内に移動をしても、自分の寝起きする周囲で排泄をしたって、オカシク無いハズだからである。
里子に出たイヌが、行った先でたらい回しになるケースは多々ある。それは、躾けをする事が出来ないのに引き受けてしまったり、押し付けられる事をはっきりと拒絶出来ない・・・という受け入れ側の問題もあるが、引渡す側が「イイ子ですよ。」「カワイイですよ。」と、実は吠えて吠えて吠えまくる事を黙っていたり、言い忘れたり・・・といった、故意なる虚偽か?故意ではなく説明不足による問題点があるのではないか???と、最近私は思う。
そんな里親募集、そして受け入れる側の里親さんとの仕組みや流れは、結局、私達人間が行っている部分である。イヌが自ら、里親を募集している訳ではなく、里親を決めているのでも無い。
ならば、私は思う。行った先でも、その家庭のルールに馴染みやすい状態に仕上がっているイヌであれば、成犬の里親になるという事も、イヌを飼う(買う)際の一つの選択肢として、世間に根付く事が可能なのでは無いのか?と。
私はその為のベースになる所を、独自で作りたいと思っている。それが、アンブロシア・ドッグ・ホームである。ここでは、いくらでも失敗すればいい。荒んだ気持ちを幾らでもぶつけて欲しい。その状態を全て受け入れられるヒトが居るのなら、その時里子に行けば良い。でも、ルールを覚え直して、ヒトから言わせると「矯正」が出来た状態であれば受け入れられるというヒトが居るなら、そうなってから里子に行けば良い。
受け入れる側にも、理想があれば、今後の当人達の将来を踏まえた上での、イヌの迎え方があるからだ。ならば、適材適所でフィーリングの合った所はきっとあるハズで、なおかつルールを覚え直したイヌであれば、行く側のイヌ達の方の守備範囲も広がるという事だから。
そして、里親さんが私よりももっと自分の世話をしてくれ、感心を持ってくれる・・・という事から、イヌは喜び、その人をより好きになる確率が上がるからである。実に単純な事だ。イヌにとっては、自分を見つめてくれ、自分にとって必要な世話をきちんとしてくれるヒト程、「好き」なのである。複数名の家族の中でも、特に好かれるヒトや、あまり好かれないヒトというのは、イヌから見て家族の一人一人を位置付けをしているからである。このヒトは散歩をしてくれる・・・とか、エサをくれる・・・という事だ。
しかし、幸か不幸か、ドッグ・ホームでは基本的に私しかいない為、イヌ達は嫌でもこの私の提言に従わざるを得ない。だが、一度信頼関係を疑ってしまった彼らイヌ達が、またヒトを好きになれる様になってくる頃には、「もっと愛されたい!」という気持ちの変化が起きてくる為、里親となった家族が、私よりも丁寧に自分を撫で、私よりも食事をきちんと管理してくれ、私よりももっと散歩をしてくれ、私よりも「自分だけ」を世話してくれるなら、そのイヌは喜んでその家族に懐き、この家族の一員になろうと努力を惜しまないであろう。
・・・・・・・・という事柄が、私の自論である。現に、里子に出た子達は、私よりも里親さんの方が大好きである。ドッグ・ホームに遊びに来ても、お泊りに来ても、里親さんにマッシグラだ。哀しい程に、私に保護された事など、全く覚えていないかの如くである(笑)。
「あぁ、なんか、アンタにも世話になった様な気がするケド・・・。覚えてないわ。そんな昔の事!アタシの事は忘れて頂戴。とにかく、今はこの人達(家族)と幸せにやってるから、じゃあね。」
という具合である(爆)。私はむしろ、彼らのこういう反応を喜ばしく思っている。それは、里親さんに大切にされ、愛されているからだ。でなくては、規律も制限もあるこんなドッグ・ホームでも、きっと帰りたがるのが当然だから。
自論はさておき、そんなシンプルなルールだが、どんなに私が病気&体調不良で寝込んでいても、又は他のイヌの疾病等で病院へ往復&治療をする為に外出をしても、12時間を越えてバリケンネルに入れっぱなしになる事は稀である。
そう、私のうたた寝前からうたた寝を経て、12時間を越え、限界に達したトイ君は、自分のバリケンネルの中で粗相をしてしまったのである。多分、「もれるよぉ~~~~!!!」と、泣いて私を呼んだであろうが、私は疲れきっていて、声は届いていても、身体が動かなかったのである。
カノンちゃん、トイ君は、多分私にSOSを呼びかけていたはずだ。どうしても漏れそうな時には、言えば出してくれるハズだから、それを信じ、呼びかけ、来るのを待っていたのである。
・・・・・・・・・・・・・・・ゴメンねぇぇぇぇ~~~~~~~~!!!!!!!!
他の子達も、オシッコ・タンクは満タンだろう。全員を庭に出す。全員庭に飛び出して、排泄をしている。ウンチにまみれた、カノンちゃんと、トイ君は、最後に出そうと試みるが、ウンチをなんとか避けて汚れずにいたトイ君は抱いて出す事が出来ても、中で暴れまくっていたらしいウンチまみれのカノンちゃんを抱くのは、かなり躊躇する。
いや、なに。汚れた洋服は洗濯すれば良い。
それが、通常、私の自論である。だが、その自論も、今日だけは通用しないのだ。何故なら・・・・・・・・・・・・・・
洗濯機が壊れてしまったからである。それも、ウンチが漏れそうでバリケンネルの中で暴れていたカノンちゃんは、自らのバリケンネルの上に乗せてあった空のバリケンネルを反動で揺り落とし、洗濯機のフタに命中させ、洗濯機を再起不能にしていたからである(←それでも起き上がれなかった私・・・・・滝汗)。
色々試したが、ウンともスンとも言わない、洗濯機はただの邪魔な塊になってしまったのであった。修理の依頼をしたが、哀しい事に今週末が最短との事で、それまで4日ほど洗濯が出来ないのである。そう、だから本日に限り、自分の洋服を汚す事はしたくない・・・。
ドッグ・ホームのバリケンネルが並ぶ裏口通路は、現在、大入り満員であり、大きなバリケンネルの上にもバリケンネルを積み重ね、2階建てになっている状態。更にその上に必要なものを積み重ねているのだから、物凄い狭さである(苦笑)。
そんな狭い中で、かつ自分の衣類を汚さない為には、ウンチにまみれたカノンちゃんが入ったまま、バリケンネルを洗える場所まで運ぶしかないのである。
上段に乗せてある、カノンちゃんの入ったバリケンネルに手を掛け、気合を入れて持ち上げる。カノンちゃんとバリケンネルを合わせて20kgほどあるだろうか?体調不良でむくんだ身体にはキツイ事だったが、どうにか戸外に引っ張り出す事に成功する。
戸外では水しか使えないが、自分も濡れながら、ウンチにまみれたカノンを手早く洗い、バリケンネルの庫内を洗う。冷え切った四肢のまま、カノンちゃんを風呂場に連れて行き、係留。手早くバリケンネルを再び洗剤で洗い、水を切ってタオルで拭く。室内に戻し、元の位置に積み重ね、そのままお風呂場に直行し、カノンちゃんを洗う。
幸い、カノンちゃんは短毛種なので、手早く終わる。ドライヤーをすべきだが、タオル・ドライで一先ず終了。自分が冷え切っている事と、戸外で待たせたままの他の子達を室内に入れる為に次の行動へ・・・。
またしても、イヌ用のタオルを大量消費してしまったが、洗濯の出来ない今、寄付で頂いた沢山のタオルを、改めて有難いと思う。あと4日ほど、上手に使えばなんとかなる。4日後、洗濯機が直ったら、大量の洗濯が待っているだろうけれど(苦笑)。
そんなウンチとの戦いを経て、やれやれ今日はゆっくり寝れるか?と言って居られないのが、ドッグ・ホーム(苦笑)。保護から半月~1ヶ月を経過したイヌ達が大半を占めている為、現状では、そろそろ各々の『自我』が目覚めてきた様子。ボチボチ、こちらも各々に適切な対応を迫られている時期に突入!!!という事だ。
しかしその前に・・・・・・・、これから、今日のメインである、トイ・プードル君のお風呂&ドライヤー、そして、腹部周辺にバリカンを入れる作業開始である。明日、去勢手術をするならば必要だからね。




